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第3話

先輩との時間。『センラ』

「大変お待たせいたしました!レモンティーとシフォンケーキになります。」






今日も笑顔で接客をする。私は近所のカフェでバイトをしていた。お客様は勿論のこと、先輩や後輩、オーナーも優しい人ばかり。メニューも可愛くて美味しいの。









「ありがとうございました〜!」





やっとカフェは閉店の時間を迎えた。私はお疲れ様です、といいながら休憩室に向かっていった。





『あ、あなたちゃんやん。お疲れさん。』





そういって微笑んでくれるのは京都弁が特徴的の先輩だった。いつでも優しく接してくれる明るいセンラ先輩。私は…そんな先輩に恋心を抱いていた。




「先輩。お疲れ様です…!」






『今日もよう頑張っとったねぇ…こんなに真面目にバイトしてくれはってるの、あなたちゃんくらいやで??』





「え、…真面目なんて…!私はただ、お客様にこのカフェの良さを伝えたいだけで…。」





先輩に褒められたのが嬉しくて、私の顔はほんのりと赤く染まっていった。






『あははッ…ほんま、ええ子やなぁ。』







先輩は手を伸ばしたかと思うと、私の頭を優しく撫でてくれた。私の鼓動はどんどん早まっていく。







『…あ、なぁあなたちゃん。』






何かを思い出したかのように先輩が声をかけてきた。






「あっ、はい…??」







『もし良かったらでええんやけど、今度の土曜日。一緒に映画見に行かれへん??』






ちょっと声を小さくし、私の目をじっと見つめながら微笑んできた。







「映画…行きたいです!」





私は先輩に誘って貰えたことが嬉しくてにこっと笑顔になった。








『ほんま??』








「はい!でも、なんで私なんですか…??」







前からずっと疑問に思っていた。確かに、話しかけてもらえるのはすっごく嬉しいけど…他にも女性のバイトさんはたくさんいるし、私より綺麗な人もたくさんいる…。










『だってなぁ…??────』








先輩は私の耳に口を近づけ、甘くて優しい声で囁いた。







『あなたちゃんのことが…好き、やから。』









「…えっ…?先輩…っ…」







私は自分の鼓動が早くなっていることがすぐにわかった。こんなにもドキドキしたのは初めてだった。







『ん、??』









「私も…先輩のこと好きです…。」








俯きながらもどうにか声を振り絞って気持ちを伝えた。










『え、…ほんまに??ありがとうなぁ。』








返事はあっさりとしていたにも関わらず、先輩の顔はほんのりと赤く染まっていた。








『大好きやで、あなたちゃん。』








「はい…っ…」








大好き、なんて言ってもらえて凄く嬉しかった。それからはいっつもドキドキさせられっぱなし。


















いかがでしたでしょうか。センラ先輩とのデートのお話など、続きも書いていけたらと思っております。次回は浦島坂田の誰かになります。よろしくお願いします。