マンネラインside
ジミンside
今日はジニヒョンに久しぶりに一緒にいれる!!って思い、嬉しすぎて電話をしちゃった。
仕事の時にしか会えないから寂しかった。
だからテヒョンの誕生日だけどジニヒョンといれることがなにより楽しみでしょうがなかった。
だからまさかこんなことになるなんて、、、
僕は密かにジニヒョンが好きだった。
だから僕以外のメンバーでジニヒョンのことが好きな奴がいることもすぐに分かった。
テヒョン
ジョングク
この2人だ。
だからマネージャーにジニヒョンの運命番がテヒョンって言われたあとのことは覚えていないほど衝撃だった。
それにジニヒョンがずっとΩを隠してたことにもショックだった。
こんなに長くいたのに信用されてないのかと思ってしまい悲しかった。
そう考えていると僕の部屋をノックする音が聞こえた。
この声の主はきっとあいつだろう
ジミンside end
テヒョンside
きづいたら俺はマネヒョンに眠りの作用がある鎮静剤を打たれ、自分の部屋で眠っていた。
さっきあったことをジニヒョンに謝らないとと思い自分の部屋から出た。
するとリビングの方で話し声が聞こえ、リビングの外でそっと耳を傾けた。
と、
ジニヒョンがΩであることや会社側が黙っていた理由など詳しく話していた。
その中でも1番驚いたのは俺がジニヒョンと運命の番だということ。
それを聞いて頭が混乱し、俺はまた自分の部屋に戻った。
正直嬉しくてたまらなかった。
この事務所に所属して初めてジニヒョンを見た時に一目惚れして同じグループでデビューすることができて嬉しかった。
だからこんな時に非常識だが喜びが先にきてしまった。
でも、
ジニヒョンは俺が運命の番だということにどう思っているのだろうか、
さっきのことで嫌われていないだろうか、
ジニヒョンに好きな人がいたら、俺はその仲を引き裂くことになってしまわないだろうか、
ジニヒョンのことを好きな人は沢山いる。
メンバーだってジミンやジョングクだっている。
だから不安でしょうがない。
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ジョングクが言ってた言葉が頭をよぎる。
泣きながら部屋を出て、親友のもとへ行った。
誰かに話したかった。聞いて欲しかった。
コンコン
ジミンside
あー、マネヒョンの話をテヒョンも聞いていたのかとその表情で悟った。
それと同時にテヒョンの話を冷静聞けるか不安も襲ってきた。
ジョングクside
僕はヒョン達みたいに成人を迎えていないからジニヒョンから出たフェロモンは甘い匂いと思ったけど、ヒョン達みたいにはならなかった。
正直、ヒョン達が怖かった。
ジニヒョンが可哀想だと思った。
特にテヒョニヒョンは怖かった。
誰にもジニヒョンに近づけさせないようなオーラを放ってた。
そのせいか、ヒョン達はすぐに理性を保つことができたのか対応が速かった。
Ωはこれほど人をおかしくするのかと困惑した。
そう思い、僕は部屋を出た。
テヒョニヒョンの部屋に行く途中ジミニヒョンの部屋から大きな音がした。
ジミニヒョンの部屋に耳を傾けると争ってる声が聞こえ僕はすぐに部屋に入った。
バタン!!
驚いた。
あの温厚なジミニヒョンがテヒョニヒョンと喧嘩してたんだから。
それに喧嘩している所なんて見たことない2人だから余計驚いた。
僕にはこの2人を止められないと思いヒョン達を呼んだ。
BTSside
バタバタ
ジミンの部屋
そう言いながらお互い睨み合っていた
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。