あなたside
ドサッ
オッパが私をベットの上に押し倒した
いや、まさかね?
まさか
そんな……
いや、危険だ!
友達の話のような展開に焦りを感じた
逃げようとおもい、力を入れるけど
オッパの力が強すぎて入らない
チュッ
オッパと私の唇が重なった
初めてのことで抵抗を始めるけど
オッパはビクともしない
目を開けるとそこには、
色っぽいオッパの顔があって
オッパは私の唇を食べるように角度を変えながらキスをしてくる
オッパがやっとやめてくれたかと思うと
私は口を固く結んでいた
だって、あなた方いってたでしょ?
ポッポとキスの違いは
舌の有無だって
今、オッパはキスをしようとしてるでしょ?
なんで、嬉しそうなの?
なんで、笑ってるの?
オッパは私の浴衣の襟をめくり
鎖骨あたりをツーっと下で舐めた
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。