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次の日、雨がザーザーと降ってきて、ロードの時間が削られた
休憩時間、テツの隣で小さくなっていると、監督さんに呼ばれた
多分私のこと見えてないから大声で私に聞こえるように
テツの腕にしがみつきながらそういった
すると突然、誰かに横から肩を叩かれた
なんで私に気づいたのまさか霊感ある人?
………あ、私生きてる人だった
名前知らないは嘘だけど……
そういうことにしておこう
そんなことより早く行かないと怒られちゃう
けどひとりで行くの怖い
昨日までの優しいテツはどこへ……
テツに背中を押され、小走りで監督さんの元へ向かった
うぅ、やっぱ気づいてくれない
というかキャプテンさん?とふたりで話してるところに私が乱入出来るわけない
ふわあぁぁぁ…詰んだ…
……………いや
ここで諦めたらストロベリーシェイク奢ってもらえない
頑張る…!!
今度こそ気づいてもらえるように、
思い切って監督さんに飛びついた
なんか反応がよろしくない……引かれたかな…
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。
登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。