何とか真希や優太、ちびっ子達を帳の外に出すことができた
帳のすぐそこには悟がいた
五「お疲れ様」
『ありがと』
私は悟に優太と真希と子供達を預けて
後処理をしに小学校に戻った
高専会議にて
「もし祈本里香が帳の外に出たらどうするんだ!!」
「今回は収まってくれたら良かったが……」
五「外に出ないように監視役にあなたを一緒に同行させてたじゃないですか」
五「心配性なんだから」
五「もぉおじいちゃん達」
『悟の言う通りです』
『もし外に出たとしても私と悟が止めます』
五「そーそー」
五「あなたの言う通り!!」
「それでも…」
「やはり……」
『もし優太を殺そうとした場合』
『私達を敵に回すことになるのでそこら辺は』
『把握お願いします』
五「もう話すことないよねー」
五「それじゃ」
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。