『もっと聞く?』
ポテの話
南が、塾帰りにいちいちLI○Eして
『どこどこなう』連呼して
最後に俺ん家で言って
『嘘やしw』って返ってきたけど。
俺ん家の前に誰か立ってた。
(※省略+こんな風だった希ガス)
(※詳しく知りたい人は第11話 「今、○○なう」より)
テディベアの話
私が、お風呂に入って出てきた時の話。
洗面所の辺りで何か動いたの、
私は何だろ?って思ってじっー見てたの
─────そしたら、
南の話詳しくは前回で!
西の話
俺の友達の話なんだけどね、
仮にその友達をMちゃんにしよう。
MちゃんのクラスにT君っと言う子がいたんだけど。
MちゃんはT君とあまり話などはしたことがなかったんだけど
ある日休みの日のお昼前、家に帰る前に花屋さんに寄ってたんだけど、
どうやらT君がいて挨拶してきたんだ。
『アレ、Mちゃん?やぁ。』
「こんにちは」
『こんにちは』
そんな会話だった。
たいしたことは話さなかったね。
『よく、お花買ってるみたいだけど…』
そうT君が聞いてきた。
何故T君がそんなこと知っているのだろう。
T君を見かけたことなんてないというのに
少し怖くなったMちゃんは最後の挨拶をして
早足で家に帰った。
後日、学校でT君になんで知っているか
話してみた。
『ぇ?俺昨日学校の部活してたよ?』
「え?でも昨日確かに…。」
『知らないよ?ほんとに。先生にも聞いてみる?』
担任の先生にも聞いたのだか
確かにその日T君は部活をしていた。
──────じゃあ、私が会って話していたあのT君は……一体誰なのか…?
玄関から声が聞こえた。
多分、家族の誰か帰ってきた。
そう普通は思うんだけどそうは思えなかった。
何故なら、今玄関から聞こえた声の主は……。
目の前でニコニコ微笑んでいる実の兄の西声だったから。
ど
う
し
た
の
?
私達の目の前に西であって西じゃないヤツが
顔を覆い隠してケタケタ笑って
こう言った。
おわり
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!