ジョングガへ
ジョングガがこの手紙を読んでいる時多分僕死んでるかな?それとも入院中?
まぁどちらにしても伝えたいことがあったから手紙を書きました。
ジョングガと初めて会った日、僕すっごいびっくりしたんだ。
だってイケメンだったから、多分自分では気づいてなかったけど、ちょっと惹かれてた。
初めて映画に行った時にさ手があたったの覚えてる?
僕ねあれすっごいドキッってしたの…顔赤かったのバレてない?バレてないことを祈るよ。
他にも色んなところに行ったよね?水族館とか、ご飯に行ったり、他にも色々!すっごい楽しかった!
もっと沢山の所に行きたかったし、旅行とかも行きたかった。
そういえば遊園地行こうって話してたよね?ごめんね…行けなくなっちゃった。
僕が倒れた時ずっとそばにいてくれたよね。嬉しかった。寝ないで僕が目を開けるの待っててくれたんだよね。隈ができてたんだよ?知ってた?
検査の日肺がんだと言われた時僕目の前が真っ白になった。真っ先に出たのは死にたくないってこと
怖くて嫌で信じたくなくて泣いてしまった。
でもね看護師さんに言われたの生きられる可能性がまだあるから頑張れってだから頑張って見ようと思ったの…。ジョングガも大丈夫って言ってくれたから。
だけどわかんなくなった。日に日に辛くなっていってさしかも全然治らないの…。身体が痛くて頭も痛くてご飯も全然食べれなくって…
それでもジョングガは毎日来てくれてまぁ目を真っ赤にしてだけどね…嬉しかったよ。
延命治療するか聞かれた時しないって言ったのはこれ以上苦しい思いをしたくなかったから。ジョングガに生きて欲しいって何度言われても僕には響かなかった。生きることが辛くなったから。
なんで僕なんだろうってなんで僕だけって何度も思った。でも、なってしまったものは仕方ないからって言い聞かせて笑ってたの。
本当は辛くて苦しくて叫びたくて逃げ出したくて、でも我慢してた。
ごめんね…本当にごめん…何回も泣かせて…
ねぇジョングガ僕ね我慢できたのはお前がいたからなの。毎日来てくれて話せて嬉しかった。
ひとりじゃないんだって…頑張れた…
好きだったから…愛してたから我慢できた。
死んでから言うことじゃないんだけどさ…
ジョングガずっと好きだった。怒ってる顔も
照れてる顔も泣いてる顔も笑顔も優しい声も
寝顔もヒョンヒョンって寄ってくるとこも全部好き
好きなの…生きてる間に言えたらどんなに良かったんだろう。
まだまだ書きたいことがあるけどもう僕の目涙で溢れて文字が見えないのだからここまでにするよ。
ありがとうジョングガ…そばにいてくれて。
これからも…ずっと…愛してる
ジミンより
手紙を読み終えた俺はその場で泣き崩れた。
JK「俺も…愛してるのに」
なぜ言わなかったんだろう。なぜ気持ちを伝えなかったんだろう。なぜ気づいてあげられなかったんだろう。出てくるのは後悔ばかり…。
JK「俺が想いを伝えていれば…」
悪魔の規則よりもジミニヒョンの方が大切…でも、心のどこかでは規則を破ることに躊躇して…
馬鹿だな俺は…愛する人よりも大切なものなんてひとつも無いのに…。謝らなければいけないのは俺だ。どれだけ謝っても取り返しがつかないことをしてしまった。
JK「ごめんね…ジミナ」
俺に愛を教えてくれて、人を好きになることを教えてくれて、泣くことを教えてくれて、本当の笑顔を教えてくれて、ありがとう…。
JK「俺はあなたを忘れない…永遠に」
人なんてただの食糧…。そう思っていたのに、その考えは間違っていた。あなたと出会ったからそう思えた。本当にありがとう…。
キラキラ輝いている朝日に向かって俺は言う…。
゛さよなら…愛してるよ…゛
END
ここまで読んでくださりありがとうございます😭
毎日投稿とか言いながら2回も忘れてしまいすみませんでした💦
どうでしたか?変な箇所は沢山あったと思いますが、少しでも楽しく読んでくださったことを願います。感想を書いていただければ光栄です✨他の小説もあるので下のをクリックして読んでみてください!ほとんど完結か1話完結なので気軽に読んでください!では안녕하세요ヾ( 'ω')ノ
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!