第7話

STORY⑦
563
2019/07/29 06:32
その日をきっかけにに涼兄とは気まづくなった。
ばったり会っても、
片寄涼太
片寄涼太
あなた…!!
目を合わさずに通り過ぎてしまう。
家にも何度も訪ねてくれた。
あなた母「ごめんね、体調悪いみたいで」
片寄涼太
片寄涼太
そーですか…
お母さんにそう言ってもらい、涼兄に合わないようにした。
しかし、ある日。
学校から帰ってきた時、家の前に涼兄が座っているのが見えた。
涼兄は、帰ってきたうちに気付いて、立ち上がった。
うちは、急いで引き返した。
片寄涼太
片寄涼太
待って!
そう言って、涼兄に腕を掴まれた。
片寄涼太
片寄涼太
本当に、ごめん。
あなたちゃんには迷惑な事だもんね
うちは、ゆっくりと涼兄の方に向いた。
片寄涼太
片寄涼太
いろいろ迷惑かけてごめんね。
俺、これから東京に帰るんだ
あなた

え…?

片寄涼太
片寄涼太
だから、最後に挨拶はしとこうと思って
それから、涼兄は一呼吸置いて、
片寄涼太
片寄涼太
本当にごめんなさい!
そう言って、涼兄は頭を下げた。
あなた

もう、大丈夫だよ

そう言うと、涼兄は顔を上げ、うちに笑顔を見せた。
その笑顔は、小さい頃と変わらなかった。
片寄涼太
片寄涼太
あのね、これ
涼兄から何か渡された。
片寄涼太
片寄涼太
もし、機会があったら彼氏とおいで!
じゃあね!
そう言って、涼兄は行ってしまった。
うちの手にはチケットが2枚あった。
そのチケットには、GENERATIONSのライブと書かれてあった。

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