・・・・翌日
昼は空いているそうで予約の一時間前に指定のホテルへ行きレストランで待ち合わせ。でランチコースとなった。
有名店だった。指定されたドレスコードはランチにはないとは言えど流石にジャージというわけにはいかない。
仕事着であるスーツでも構わないが流石に・・・。
私は慌ててワンピースを買い、ネイルをし、美容室で一式終えたところだった。
ここまで丁寧に女性を仕立てるのは何年ぶりだろう。
ついついため息が出ながらレストランに向かう。
個室だったのでスマホにイヤホンをし、一時間待った。まさか本人達の動画を見てるとは言わないが。
予習は必要である。
スーツ姿が決まってる。
しかも眼鏡にピヤスだなんて。
子供のように笑顔を見せたかと思いきやダンディに背伸びしようとしてる姿は歳相応だとつくづく感じた。で照れてるし。
滞りなく食事を終える頃
っっ。
何かの痛みを感じたあと私は意識を失くした。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。