第6話

春の光
348
2020/03/05 14:18
あなた

あー、あの子ね、はいはい。

じみん
じみん
ん?
あなた

んえ?




予想と違うジミンくんの言葉に頭が追いつかないし、頭が追いついてもたぶん言葉にするまで時間を要する。こりゃだめだ




あなた

なんで私なんかと…

じみん
じみん
仲良しだからかな?
あなた

え!?全然違うよ!?

じみん
じみん
え?





ちょっと焦りすぎてジミンくんに悪いこと言っちゃったよ。あーあ。



なんかジミンくんがそっぽ向いて眉毛八の字にして口とんがらせちゃったよ!どーすんの!(誰)









あなた

ごめんごめん!そういう事じゃなくて!

あなた

ほんとに!

じみん
じみん
あははㅋㅋ
じみん
じみん
そんなことわかってるよ〜
じみん
じみん
あなたからかうの面白いから
辞められないねㅋㅋ






うわ、切実に辞めないで下さいのやつ。←




そんなこと思ってると、


屋上の入口から物凄い音がして


ドアが勢いよく開いた







つうぃ
つうぃ
あなた?!
あなた

わ!なんで居るの?!

つうぃ
つうぃ
探してたんだから!





肩を上げ下げしながら話すからきっと走ってたんだろう



わざわざ授業サボって私のこと探したなんてとんだおバカちゃんだ。そういうとこすき←









じみん
じみん
じゃあ3人で授業サボろっか
つうぃ
つうぃ
サボるー!!!





ツウィが思いっきり地面に寝転んだ。


それを見てジミンくんも寝転んだ。


だから私も寝転んだ。(






太陽の光がぽかぽか私たちを照らして

そよ風が心地良い。




昨日までの肌寒い日を忘れるほど

まるで春のような気候だった。






このまま3人で

この時を永遠に感じていられればいいのに。





あなた

…暇だ

つうぃ
つうぃ
…授業いけば?
あなた

…それはなんか勿体ないじゃん

あなた

あと15分しかないからもういいじゃん

あなた

サボったら最後までサボりたいじゃん

じみん
じみん
最後までサボるよ
つうぃ
つうぃ
うん
じみん
じみん
うん
あなた

うん






沈黙が続いた。



こんなに暇ってなんて幸せなんだろね





じみん
じみん
…なんか話そうよ




ジミンくんが沈黙を破った。


ツウィは半分寝てた。(




あなた

話題、ある?

つうぃ
つうぃ
んー、じゃあ
つうぃ
つうぃ
恋バナしようか




ツウィがニヤニヤして私の方を見てきた。





何その目は!


私に話せと!?




可愛いからってなんでも許されると思うなよ!?





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