第70話

065
2,580
2020/05/15 05:13
お館様
よく来たね、
かんろじ みつり
お館様においても______________(略)


.
柱のみんな、私以外は特に大きな怪我や障がいは持っていない。

骨折や捻挫をしていた人もいたけれど、痣の影響を失くすときに一緒に治ったんだと思う。



お館様から労いの言葉を頂き、会議は終わろうとしていた。
しなずがわ  さねみ
しなずがわ さねみ
少し、お話ししたいことがあるのですが宜しいでしょうか
お館様
どうしたんだい、実弥?
しなずがわ  さねみ
しなずがわ さねみ
氷柱、氷咲のことなんですが。

私は声が出ない。お館様は目が見えないから紙に書いて伝えることもできない。

だから実弥さんに私のことをお館様に伝えてほしい、と頼んだのだ。

しなずがわ  さねみ
しなずがわ さねみ
彼女が使う呼吸により柱は痣者でありながら、25を越えてもなお生き続けられるようになりました。
しなずがわ  さねみ
しなずがわ さねみ
しかし、その代償により彼女は話すことが出来なくなってしまったのです。
お館様
そうかい……頑張ってくれてありがとう。あなた。
あなた
あなた
……………(ニコニコ


因みに、お館様の病も治しましょうか。と目覚めてすぐ提案したのですが、

「私のためにあなたの素晴らしい力を使うのはもったいないよ」


と仰り、断られてしまいました。

お館様
最後に、この鬼殺隊を続けるかどうかだけど、皆の意見を聞きたいな
こちょう しのぶ
私は、残していただきたいです。皆かげがえのない仲間ですから。



私は……
next ↺
_____________________

プリ小説オーディオドラマ