あいつの一撃はすげェ、
悲鳴嶼さんですら近づけないほど。
柱もそろそろ限界に近づいている。
鴉)カアアー!日ノ出、日ノ出!!
嗚呼、これでこいつは死ぬ。
きっと誰もがそう思った
***
もうみんな命の限界が来ているのに、
唯一の望みであった、太陽で焼き殺すことができなくなった。
つまり、私たちに勝つ術はない
もう、あれしかない。
みんなが助かるのなら、私の命なんて安いから。
立浪草の花言葉は「私の命を捧げます」
恋人と一生共に過ごす、という意味もあるけれど、
私の技の場合、
私の命を捨てるから、あなたも一緒に死にましょう
と、花言葉を悪い方にとったもの。
言葉の通り、相手も死ぬけど、自分も死んでしまうかもしれないんです
戦いは終わった。
そして、私の命も
終わります_____
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。