第5話

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2023/05/25 02:29
【あなた side】

江戸川 コナン
どこから来たの?
江戸川 コナン
何しにきたの?
江戸川 コナン
お姉さん今いくつ?
安室 透
お仕事は何をされているんですか?
天枷 あなた
(………これは、)


探られてる。


そう気づくのにも時間は掛からなくて、何とか上手くはぐらかしながらここまで来た。


コナンくんも安室さんも何でここまで探ってくるのかよく分からない。


いや確かに黒ずくめの女が来たら怪しむけど、ここまで接触してくることはほとんどないぞ??



天枷 あなた
(まぁ…いいか)
天枷 あなた
(流石にガンホルダー指摘されたときは焦ったけど……)
天枷 あなた
(最近の子供って凄いんだな。まぁ、彼の場合はただの子供じゃないみたいだけど)
安室 透
お待たせしました。これで全部です
天枷 あなた
わぁっっ!!
天枷 あなた
う、美味そぉ……



机に並べられたのは美味しそうなスイーツ達で、思わず目を輝かせた。


五条さんと同じなのは癪なのだが、私は甘い物が大好きなのだ。


糖分取らないと上からのストレスには耐えきれないんです!



天枷 あなた
い、いただきまぁ​─────



​────プルルル、プルルル


こんな至福の時間に水を差したのは誰だよ!!


あ、私のスマホだわ。



天枷 あなた
(……五条さん?)
天枷 あなた
うわっ………
江戸川 コナン
出ないの?
天枷 あなた
ううん、出るよ
天枷 あなた
…はーい、もしもし
五条 悟
『あ、あなたー?今どこー?』
天枷 あなた
今は…ポアロ?ってカフェに居ますけど
天枷 あなた
何か用事でも??
五条 悟
『いやー、ちょっと急用出来ちゃってさ〜』
五条 悟
『代わりに任務行ってくんなーい?』
天枷 あなた
はぁ?
天枷 あなた
任務??
江戸川 コナン
!!
安室 透
!!
天枷 あなた
(…やべっ、口滑った)
天枷 あなた
……分かりました。何処ですか?
五条 悟
『伊地知に伝えとくから、ヨロシク〜』
天枷 あなた
……はい
天枷 あなた
(なんかうざい…)
五条 悟
『あ、うざいとか思った??思ったよね??』
天枷 あなた
思いました。かなり
五条 悟
『もう、酷いなぁ〜。僕泣いちゃうよ??』
天枷 あなた
いい歳したおっさんが泣いても需要ないですよ
天枷 あなた
じゃ、切りますね〜
五条 悟
『えーちょ、もうちょっと話そ』


​────ブチッ


よし、これで良し!


ってか、普通に『任務』って口滑ったけど、流石にヤバい?


……うん、めちゃくちゃ疑われてるわ。目で分かる。



安室 透
お仕事の連絡ですか?
天枷 あなた
あー、そうですね。急にお仕事入っちゃって
天枷 あなた
これ全部食べてから行きま、
???
あなたさん!!!



そうしてやっと食べれる…なんて思ったその瞬間。


店の扉が勢いよく開き、一人の男が私の名前を呼んだ。


まぁ声からして正体は分かったが、一応視線を向ける。



天枷 あなた
伊地知さん。どうしましたー?
伊地知
任務の時間押してます!!!
天枷 あなた
ちょ、伊地知さん!!
伊地知
あっ……
伊地知
と、とにかく行きましょう!!
天枷 あなた
えー、勿体ないしこれ食べてからでも…
伊地知
急に『いい店見つけた』とか連絡入れられて探した私の身にもなってください!!
天枷 あなた
んー、ごめんごめん
天枷 あなた
予定じゃそんな押してないはずだよね?
伊地知
五条さんからと上の方から…
天枷 あなた
また上かい……



上は私のこと嫌いすぎな???


あと五条さんは任務押し付けてくるの一個だけじゃなかったんかい。まじサイテー。


ってか任務押してるならこんなに頼んだのに食べれないじゃん……




天枷 あなた
じゃ、安室さんとコナンくんにこれ全部あげる
江戸川 コナン
えー!?食べないの!?
天枷 あなた
時間押してるらしーからさぁ
天枷 あなた
お姉さんは忙しーのよ!
安室 透
またお時間がある時にお待ちしてますね
天枷 あなた
はぁい
天枷 あなた
またね〜、コナンくん
江戸川 コナン
うん!バイバイ!



床にあった鞄を肩にかけ、コナンくんの横を通り過ぎる。


伊地知さんに若干急かされるようにして店を出ると、いつもの黒い車が止まっていた。


それに乗り込み、手渡されたタブレットで任務の内容を確認する。


天枷 あなた
(……今回は呪詛師が関わってそうだな)
天枷 あなた
面倒臭いねぇ
伊地知
任務内容ですか?
天枷 あなた
うん……あ、伊地知さん。竹刀袋はトランクに入ってる?
伊地知
入っていると思います。あなたさんが任務を終わらせてから取り出していないので。
伊地知
頼まれていた新しい拳銃も後ろに積んでありますよ。
天枷 あなた
お、もう出来たの?早いねぇ
天枷 あなた
んじゃ、今日もお仕事頑張っちゃうか〜



新しい拳銃が届いたなら、壊れちゃった銃は置いてった方がいいかな。


鞄を開き、バラバラになった拳銃の破片が入った袋を取り出した。


その時、鞄の奥の方に何か小さな…機械が見えた。



天枷 あなた
ん、?



取り出してみると、それはとても小さな盗聴器のようだった。


こんなものどこで入れられた??





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