第7話

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2023/06/10 23:01
【あなた side】


天枷 あなた
さて、困ったな
天枷 あなた
どこだここ



どうも、天枷あなた15歳です。


今現在、とてつもなく困っています。


そう、迷子です。


いやー、方向音痴な訳じゃないんだけどさ


初めての土地でしかも裏路地なんて通ってたらそりゃ迷うよね!!!



天枷 あなた
いやー、どーしよ
天枷 あなた
……あれ



​────パンッ


天枷 あなた
お、銃声?
天枷 あなた
音的に重い銃…スナイパーかな
天枷 あなた
こっち方面……行くか



取り敢えず任務まで暫く時間あるし、追ってみることにする


この都市は犯罪都市って言われるほどだし、銃持ってる犯罪者がいてもまぁ普通か…ってなるけど……(ならない)


ちょっと興味あるよね!!どんな感じで犯罪が起こってんのか!!



天枷 あなた
こっちだった気がするし……
天枷 あなた
……………
天枷 あなた
……足音、南西方向。重いもん持ってそうだし、やっぱスナイパーかな?
天枷 あなた
上…屋根低くなってるし、これぐらいなら登れるな。
天枷 あなた
よっ、



さっきから高い建物ばかりで登れそうもなかったが、いつの間にか民家ほどの高さまで低くなっていた。


壁を蹴って屋根に飛び乗り、先程聞こえた足音の方向へ走る。


少し離れた場所に人影が見えた。骨格からして男。


スコープを覗いて集中しているのか、まだ私には気づいていない。


気配を限りなく薄くして近づく。




​────パンッ




???
……っ
天枷 あなた
お、っと



その人物がまた遠くに弾を放ったその瞬間、その男は私に気づいた。


結構本気で気配を消していたのに気づけるなんて、只者じゃないなぁ…?


その男は私を見るなり懐から拳銃を出し、突き出してきた。


あの目は人を殺せる目。沢山見てきたからこそ分かる。



天枷 あなた
…おにーさん、私は危害を加えたりはしないよ
天枷 あなた
たまたま銃声が聞こえたから来てみただけ。君のこと知らないし、君を捕まえようとも思ってない。
???
………
???
普通の一般人なら、屋根を伝ってここまで来て気配を消して近づく、なんてことはしないと思うが?
天枷 あなた
あはは…屋根登りが趣味、って言ったら信じます?
???
信じないな
天枷 あなた
デスよねー



その男はニット帽を被っており、全体的に黒色に包まれていた。


少し視線を逸らすと、遠くで煙が上がっているのが見える。


どうやら車が壁に衝突したようで、そこから炎が上がっていた。


タイヤは遠目から見ても凹んでいるし、恐らくパンクでもしているのだろう。



天枷 あなた
(結構遠いのに、正確に走ってる車のタイヤに当てたのか)
天枷 あなた
凄いですね。走ってる車のタイヤにヒットさせるなんて。
???
…見えたのか
天枷 あなた
目と耳がいいんですよ、私。結構遠い所までハッキリ見えますよ??
???
益々一般人とは思えないな
天枷 あなた
ふふ、お互い様でしょ?



話していたり状況を見たりして分かったけど、この人は犯罪者側じゃない。


多分犯罪者を捕まえる側かなぁ。読み違えた。


でもまぁ、スナイパーの腕が凄いし、生のスナイプ見れただけでもそこそこおもろかったな、うん!



天枷 あなた
んじゃ、私帰りますね〜
???
待て
天枷 あなた
…?はい?

???
名前は?


天枷 あなた
…天枷あなた。貴方は?


赤井 秀一
……赤井秀一






天枷 あなた
ふふ、覚えておきますね、凄腕スナイパーさん







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