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第1話

一話
 夢を、見ている。


 それはすっかり理解した。


 夢なのだ。わかってる。


 なのに、何故こんなにも恐ろしい?


 そもそも、何がこれほど恐ろしい?


 あぁ、思い出した。


 お前だ、お前が恐ろしい。


 見透かしたような目、薄い笑み、気味が悪い。



 いや、まて。



 お前は、誰だ?




 ……ダメだ。




 思い出せない。





 あぁ、でも。






 お前と私は、きっと、似ている。