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第17話

異変 2
あり得ないもの──

それは
月波 秀
月波 秀
赤、い、月...!?
血塗られた月...ブラッドムーンだった。
暁 麗
暁 麗
綺麗ですね...

深い赤で凄く美しいです...
空に浮かぶ月に目が話せなかった俺は、彼女がいたことに気づけず、驚いた。
月波 秀
月波 秀
っわぁ!?
驚く俺に対し、微動だにしない彼女は、ゆっくりと、笑顔になった。
暁 麗
暁 麗
そんなに驚かなくても何もしませんのに...

──もうすぐ、満ちるときが...来ますね...(*´▽`*)ニコッ
月波 秀
月波 秀
み、満ちる?
満ちるって、なんだ...?
月のことか?

...いや、それは否だ。
月は満月。とっくのとうに満ちている。
暁 麗
暁 麗
あぁ、それは気にしないでくださいね。

ただの独り言ですから。

──それよりも、テスト勉強した方がいいんじゃないですか?
独り言、か。

彼女の言葉はいつもどこか深い意味を持っているように感じる。






──こんなにおかしい空でも、動じないなんて...




──おかしいんじゃないか?──
月波 秀
月波 秀
あ、そうだね、小テスト...勉強...
テスト勉強をしていても、彼女に対しての不信感やどこかから感じる恐怖心は拭えなかった。