あなた_side
リカバリーガール「起きなよ」
あなた「……ん」
リカバリーガール「……早く起きな、間に合わなくなるよ」
あなた「……すいません。今日、でしたよね……」
リカバリーガール「そうさね。ほら、着替えな」
あなた「はい」
今日は入学式って奴らしい。
だから、私も制服ってものを着て教室に行く。
んだけど……
データ作りをしなきゃ行けないから途中参加だ。
相澤さんとリカバリーガールさんは、「学生なんだから勉強に専念しろ」って言ってた。
けど、作るのをやめたらどうなるか分かったもんじゃない。
あなた「辛いな……」
こんな事を言っても何か変わる訳でもない。
使命なんだから、
私がやる事だから。
雄英生_side
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相澤「担任の相澤消太だ。よろしくね。早速だがこれを着てグランドに出ろ。」
お茶子「え!?グランド!?入学式は!?ガイダンスは!?」
相澤「ヒーローにそんな暇無いぞ。早くしろ〜」
―女子更衣室
耳郎「まさか、こんなんとは……」
葉隠「だよねぇ〜」
八百万「仕方ありませんわ!!ヒーローになる為ですから!」
蛙吹「そうよね。でも……1人の足りないみたいよ?」
麗日「透見希あなたちゃん。だよね……教室にも居なかったよ」
芦戸「休みなのかなぁ〜」
八百万「残念ですわ……お会いして見たかったです。」
蛙水「早く行かないと遅れちゃうわ」
女子「急げ〜!!」
―グランド
相澤「……やっと来たか。全く君達は合理性に欠けるよ」
八百万「あの。透見希さんがいらっしゃらないのですが、宜しいのですか?」
相澤「あぁ。後で来る。それより今から個性把握テストを行う。……最下位は除籍処分な。」
1年A組「えぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!」
緑谷「(除籍処分……!?やばい……)」
相澤「除籍が嫌なら各自全力を出すことだな。Plus ultraだ。……さて、始めよう」
切島「そろそろやばくねぇーか?緑谷。」
上鳴「そうだよな!」
爆豪「当たり前だろ。彼奴は無個性だからな」
飯田「!?彼が入試でやった事を知らないのか?」
緑谷「(絶対……!!)」
相澤「ギンッ👁」
緑谷「何で!?今確かに使おうと……」
相澤「個性を消した。あの入試は合理性にかけるお前みたいなやつも入れてしまう。」
緑谷「抹消ヒーロー、イレイザーヘッド!!」
1年A組「誰?」「俺は知らなーい」
相澤「……ボール投げは2回だ、さっさとやれよ」
相澤「(どっちにしろ見込みは無い)」
びゅーーーーーーん!
緑谷「まだ、やれます!!」
爆豪「てっめぇ!!」
パシッ……
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!