あなた_side
校長「此処が雄英高校だよ。」
ミッドナイト「キャー可愛い!!この子が噂の〝天使の加護〟!?すごーぃ!!」
なんだろこの人……ボンキュッボンだ。
相澤「ちょっと驚いてますからミッドナイトさん……」
ミッドナイト「良いじゃない!とっても可愛いんだもん!!」
あなた「…………」
マイク「おい、イレイザーこの子喋らないのか?」
相澤「自分からは余り喋らない」
あなた「……あの」
ミッドナイト「!なーに?」
あなた「保健室って何処ですか?」
ミッドナイト「へ……?」
あなた「オールマイトさんが保健室で過ごせとの命令なので場所を教えて下さい。」
マイク「おいおい、命令ってなんだよ!」
相澤「オールマイトさんが言ってた事を命令と思ってるんだろ……多分」
ミッドナイト「保健室は、此処からちょっと遠いけど……」
あなた「いえ、問題無いです。ありがとうございますm(*_ _)m」
ミッドナイト「ちょっと……!?」
なんか言ってたぽいけど、良いや。
幸弘さんと輝之さんにも雄英の話に耳を向けるなって言ってたし。
私にとっては幸弘さん達の命令が最優先だから。
雄英_side
校長「う~ん。難しいね」
マイク「ほんとに〝天使の加護〟って呼ばれてた子か!?間違えたんじゃね?」
相澤「いや、あの子で合ってる。」
オールマイト「国がやってる事は良く分からないけど、少女が笑って過ごせるようにしたいね。」
校長「そうだね。相澤君頼んだよ!」
相澤「分かりました。」
マイク「え!?A組に入れるのか!?」
オールマイト「一応、少女も高校1年生だから学習も兼ねてって言う理由で取引したんだ……」
ミッドナイト「取引??」
マイク「取引って事は何か条件出させたのか?」
相澤「あぁ。引き抜く代わりに週に一回あちらに戻す事、決してヴィランと遭遇させない事を条件にな。」
マイク「まじかよ!!週に一回戻すなんて、過保護だな!!!」
相澤「そんだけの理由なら良いんだがな……」
校長「とにかく、彼女を守りながら教育を受けさせよう。協力頼むね!!」
教師一同「はい!!!」
あなた_side
やばい……何処だ……?
あなた「迷った」
さっきの人に案内して貰えば良かった……
あ、まてよ……
あなた「個性使えばいいんだ……」
対象⇒自分
時間⇒分刻み
あなた「通り過ぎてる。戻ろ……」
コンコン
ガラガラ🚪
あなた「失礼致します。」
???「誰さね」
あなた「初めまして。今日から此処でお世話になります。透見希あなたです。オールマイトさんからのご命令で参りました。」
???「そうさね。君が〝天使の加護〟さね。わたしゃリカバリーガール。」
あなた「はい。よろしくお願い致します。リカバリーガールさん。」
リカバリーガール「イレイザーと来なかったのかい?」
あなた「そう言う命令では無かったので。それに他の皆さんと居た方がいいと思いまして。」
リカバリーガール「そうかね。」
あなた「それで、私は何をすれば良いのでしょうか。」
リカバリー「??何もしなくていいよ。」
あなた「???いや、何かするから呼んだんでは無いんですか?」
リカバリーガール「何も聞いてないのかい?」
あなた「はい。此処で学ぶという事しか聞いておりませんが。」
リカバリーガール「政府の所で何をしてたかは知らないけど、あなたちゃんは此処で勉強すれば良いんだよ。」
あなた「そうなんですね。分かりました。」
私を引き取ったのに、個性を使わないなんて変なの……。
何が目的で引き取ったんだろう。
個性以外は利用価値が無いのに……
本当に分からない人達……
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。