あなた「ハーハーハー……(つ、疲れた……)」
個性を使い続ける事とかは慣れてるけど、
攻撃ってなると……
思いっきり殴ったり、蹴ったりしても良いのかな……
尾白「流石だね……透見希さん。」
あなた「え!?そ、そうかな……?」
常闇「俺らの攻撃を全てと言っていいほど避けている。」
あなた「あ、ありが……とう。」
す、凄いことなのかな?
天童さん達の時はこれが当たり前だったし、
ラファンの時だって、やらなきゃ行けなかった。
あなた「私って凄かったんだ……」
爆豪「あ”ぁ!?嫌味かあなた!」
あなた「え!?えっと、その、ち、違くって……」
葉隠「ちょっと!爆豪!!自分の攻撃があなたに当たらないからって八つ当たりしないでよ!!」
芦戸「そうだ!そうだ!いじめるなぁ〜!」
爆豪「ちげーわ!クソがっ!!」
八百万「ですが、素晴らしい個性ですわね!あなたさんの個性で私達の練習の質も上がりますし、あなたさん自身の個性も伸ばせるなんて!!まさに一石二鳥ですわ!」
麗日「私の個性全然使えなかったもん……」
耳郎「私の個性も発動が分かれば防げちゃうし。」
蛙吹「私もすぐ避けられちゃうわケロケロ凄いわねあなたちゃん」
あなた「ポロポロポロ……」
女子「!?!?」
上鳴「あ〜女子透見希の事泣かしたぁ〜笑」
峰田「いーけないんだ!いけないんだぁ〜」
障子「幼稚か……」
芦戸「ど、どうして泣いてるの!?」オロオロ
麗日「私らなにか不味い事言った!?」オロオロ
八百万「わ、分かりませんわ!」オロオロ
轟「大丈夫か?透見希。」
あなた「……違うの……」
あなた「嬉しいの……認めて貰えたような気がして、嬉しいの……」
あなた「涙が止まらないの……嬉しいはずなのに……おかしいなぁ……おかしいよぉ……」
蛙吹「あなたちゃん……」ギュッ
緑谷「透見希さん。もう、大丈夫だよ。肩の力を抜いても良いんじゃないかな?僕らは透見希んがいてくれて良かったって思ってるよ。」
あなた「ほん……と?」
耳郎「当たり前でしょ?」
麗日「うんうん!!」
切島「勿論!俺らも助かってるぜ!」
口田「コクッコクッ」
尾白「さっきの練習も為になったし!」
轟「透見希の個性は俺らを伸ばしてくれる。居なきゃ行けない人物だ。」
爆豪「フンッ余計な心配しんじゃねーよ。堂々としてろや。お前は紛れも無い、ヒーロー科1年A組なんだからよ。」
あなた「……うんっ!!」
お父さん。
お母さん。
今日まで苦しいこと
辛いこと
悲しいこと
いっぱいありました。
死んだ方がマシなんじゃないか
って思う日もありました。
けれど、
今日まで生きてて良かった。
そう思えます。
だって、
こんなに素敵な仲間が出来たから。
もう一度、
ヒーローを目指しても良いかな?
ワガママ言っても良いかな?
柚稀「良いわよ」
遙稀「あぁ。勿論」
〝 自由になりたい 〟
〝 助けて_______________ 〟
NEXT
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。