ミリオ_side
あなたちゃんは不思議な子だ。
廊下で会った時、天使みたいな子だと思った。
けど、その反面、
目を離してしまったら消えてしまうんじゃないか、何処か行ってしまうのでは無いかと思う程
繊細な子だとも思った。
まるで、
シャボン玉の様なそんな子だと……
余り人と会話をするのが好きじゃないのか自分からは話してくれない。
僕らが聞いたことについて〝だけ〟答えるそういう感じだ。
それに、何か抱えて生きているような気もする。
これは完全なる僕の想像でしか無いけどね!!
折角雄英に居るんだ、笑って過ごして欲しいと思う。
今思い出したけど、あなたちゃんのクラス聞いてなかったや。
やらかしたな……
まぁ、同じ学校で生活しているんだ、また会えるよね!!
ねじれ「ミリオ!!」
ミリオ「どうかした?」
環「ずっとボーッとしてるけど……」
ミリオ「大丈夫だよ!あなたちゃんの事について考えていたんだ!!もっと楽しい生活を送って欲しいからね!」
ねじれ「そうだね!!あなたちゃんとっても可愛かった!まるで天使!」
環「確かに……可愛かった……と思う……」
ねじれ「あ!!環が褒めた〜!!珍しい―――!」
環「僕だって褒めるよ……」
ミリオ「またあなたちゃんと会ったら一緒にご飯食べよう!!」
ねじれ/環「「さんせーい!!/……うん。」」
まず、仲良くなる事から始めよう。
その為には僕らの事を知ってもらうことからだよね!
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編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。