第286話

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2024/05/05 12:38










ようやく、あなたがいるカラオケの場所まで来たけど、部屋番号が分からないから一つひとつの部屋の扉のガラスから中を見て探す。










何十部屋を探すもなかなか見つけられない。










もしかして…抜け出したとか?










と思いながら最後の部屋を覗くと

































あなたは居なかった。










やっぱり、どっか抜けたんだと思うと変な汗が止まらない。










胸が苦しさで締め付けられてる中、その場を離れようとすると、見たことのある人を見つけ、もう一回よく見ると










紬那ちゃんで










ここだ…と思ったら勝手に手がドアノブを握ってて部屋を開けていた。










そこの部屋にいた人たちは驚いて固まってたけど










紬那
紬那
えっ、もしかして…望くん?
小瀧望
小瀧望
あなたは?
紬那
紬那
あ…











バツが悪そうな反応に何かあることを察した。










紬那
紬那
えっと、トイレ!
小瀧望
小瀧望
ほんまに?
紬那
紬那
はっ、、はい…
小瀧望
小瀧望
嘘やったら…流星にこのこと全部言うで?
小瀧望
小瀧望
どうせ、流星には言ってへんのやろ?
紬那
紬那
えっ…
小瀧望
小瀧望
ええの?
紬那
紬那
トイレに行くって言ってたのは本当です
紬那
紬那
だけど…
小瀧望
小瀧望
はよ、言えや
紬那
紬那
男子と一緒に出て行ったんで…
トイレで何かある…
紬那
紬那
あっ、望くん?











俺は紬那ちゃんの話を聞き終える前にその場を後にした。










男子と一緒に出て行った?










そんなん…絶対、、










トイレの場所へ来て俺は男子トイレではなく多目的トイレを開けようとした。










そういうことするなら多目的トイレの方がありえると思ったから。




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