第15話

#14と作者から
2,781
2019/07/14 11:00
これだけ言わせてください。






すみませんでした!!!!

あれ以降書いてたんですけど、

親に携帯触り過ぎって言われて
没収されてですね泣

書けなかったんです!


やっと今携帯返されまして、
マッハで書いております。


今日は勉強と称し部屋に閉じ込もるので
2話分書きます!

ほんっとうにすみませんでしたぁっ!!!


それでは本編入ります!

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私は社員寮へと太宰さんに連れられ
夜の街を歩いていた。
あなた
あなた
…あの
太宰治
太宰治
なんだい?
あなた
あなた
如何して分かったんですか?
太宰治
太宰治
何が?
あなた
あなた
あの時私が芥川と戦っているのがですよ
太宰治
太宰治
あぁ…だって拐われるとこ見てたもの
あなた
あなた
は!?
そんなにっこり笑顔で微笑みかけられても。


それはちょっと…怖いよ。
あなた
あなた
じゃあ全部見てたんですか?
太宰治
太宰治
勿論。あの・・話もね?
あなた
あなた
あの、、って、、、
あなた
あなた
あ。
太宰治
太宰治
ニコッ
あなた
あなた
ぎゃああああああああああああ
これはつまり告白してしまった事になるな。

いや、違うんだ。
推しとガチ恋は違うんだよ。

そんな事言っても照れ隠しと思われるし、

そもそも推しなんて概念ここにあるのか?
って次元なので理解してくれないに決まってる。


あぁあ、やだやだ。

どうしようなぁ、これから嫌われるのかなぁ。
もうどうでもいいや。
太宰治
太宰治
ち、な、み、に♪
あなた
あなた
太宰治
太宰治
僕と中也、どっちが1番なの?
あなた
あなた
(うげっ!!!その質問はダメだよ!)
心の中でぶんぶんと首を振る。


そんな上目遣いに此方を見ないでよ。

でも太宰さんは嘘ついてもきっと気付くし、
恐らくこの段階でも勘づいているのだろう。

正直に答えるか。

でも口が動かない。
あなた
あなた
え、っと、
どうにも困惑してしまいあわあわしていると、



拗ねたように太宰さんがそっぽを向いた。
太宰治
太宰治
知ってるよ。中也なんだろ?
あなた
あなた
うぐぅ
言い返せない自分が情けなくなって、
すぐ隣の店の壁を見つめる。

あぁ、質の良さそうな壁だこと。



しばらく黙っていた太宰さんがふと声を上げた。
太宰治
太宰治
じゃあ、
あなた
あなた
え?
あまりにも唐突に太宰さんが声をかけるものなので

気まずさも忘れて其方を向いた。


すると。
あなた
あなた
うきゃ
トン。



軽く、水の流れるようにスムーズに、


私を壁に追い込み、顔の真横に手をついた。

この状況をいとも簡単に表す言葉を私は知っている。







壁ドン、だ。
太宰治
太宰治
ねぇ…あなた
テンパっている私に、
追い打ちをかけるように言葉を発する。


こんなシチュエーションで呼び捨てなんて。
やめてよ。
太宰治
太宰治
私を…君の1番にしてみせるよ
いつになく真面目な顔で、いつもより低い声で、

じっと私を見つめる。


彼の顔に月光があたりぐっと美しさが増して、
私は堪えきれずとうとう下を向いた。



太宰さんがふっと力を抜いたように笑って
壁ドン状態から私を解放した。
太宰治
太宰治
あはは、大丈夫だよ。
今のは半分冗談みたいなものだし
あなた
あなた
(半分なんかい)
太宰治
太宰治
まぁなんで中也なのかな、
とは思うけど
あなた
あなた
それは流石に言いませんよ?
太宰治
太宰治
えぇ、残念
太宰さんが再び歩きだして、
私はそれを小走りで追いかける。

周りから見ればカップルなんだろうな、
とか思ってしまう辺り完全に意識してしまっていて
気はずかしい。


なんだか太宰さんに負けた気分、
と彼のご機嫌な横顔を睨んだのだった。

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