これだけ言わせてください。
すみませんでした!!!!
あれ以降書いてたんですけど、
親に携帯触り過ぎって言われて
没収されてですね泣
書けなかったんです!
やっと今携帯返されまして、
マッハで書いております。
今日は勉強と称し部屋に閉じ込もるので
2話分書きます!
ほんっとうにすみませんでしたぁっ!!!
それでは本編入ります!
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私は社員寮へと太宰さんに連れられ
夜の街を歩いていた。
そんなにっこり笑顔で微笑みかけられても。
それはちょっと…怖いよ。
これはつまり告白してしまった事になるな。
いや、違うんだ。
推しとガチ恋は違うんだよ。
そんな事言っても照れ隠しと思われるし、
そもそも推しなんて概念ここにあるのか?
って次元なので理解してくれないに決まってる。
あぁあ、やだやだ。
どうしようなぁ、これから嫌われるのかなぁ。
もうどうでもいいや。
心の中でぶんぶんと首を振る。
そんな上目遣いに此方を見ないでよ。
でも太宰さんは嘘ついてもきっと気付くし、
恐らくこの段階でも勘づいているのだろう。
正直に答えるか。
でも口が動かない。
どうにも困惑してしまいあわあわしていると、
拗ねたように太宰さんがそっぽを向いた。
言い返せない自分が情けなくなって、
すぐ隣の店の壁を見つめる。
あぁ、質の良さそうな壁だこと。
しばらく黙っていた太宰さんがふと声を上げた。
あまりにも唐突に太宰さんが声をかけるものなので
気まずさも忘れて其方を向いた。
すると。
トン。
軽く、水の流れるようにスムーズに、
私を壁に追い込み、顔の真横に手をついた。
この状況をいとも簡単に表す言葉を私は知っている。
壁ドン、だ。
テンパっている私に、
追い打ちをかけるように言葉を発する。
こんなシチュエーションで呼び捨てなんて。
やめてよ。
いつになく真面目な顔で、いつもより低い声で、
じっと私を見つめる。
彼の顔に月光があたりぐっと美しさが増して、
私は堪えきれずとうとう下を向いた。
太宰さんがふっと力を抜いたように笑って
壁ドン状態から私を解放した。
太宰さんが再び歩きだして、
私はそれを小走りで追いかける。
周りから見ればカップルなんだろうな、
とか思ってしまう辺り完全に意識してしまっていて
気はずかしい。
なんだか太宰さんに負けた気分、
と彼のご機嫌な横顔を睨んだのだった。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。