テヒョンside _____
僕はね
あなたに会いたくて会いたくてでも会えなくて
他の女の人に手を出してしまった
多分あの時の僕はどうかしていたんだと思う
あなたに会いたいという感情を他の人にぶつけてしまった
でも確かなのは一緒に出かけただけでそれ以上は何もないという事
だから俺はちゃんと言えば優しいあなただから許してくれるって思ってた
けど…それがダメだったみたい
その日以来あなたとは連絡がつかなくなって
俺達は完全に他人となった
別れても必ず迎えに行くって言ってたのに…
俺のせいでもう迎えに行くことすらできない
なんて馬鹿な事したんだろって
もうこの先もずっと会えないって思ってた
でも数年後…俺はサイン会であなたと出会った
奇跡が起こったんだ
まるで神様が俺にもう一度チャンスを与えてるかのように ____
けど…現実はそう上手くいかないみたいだね
あなたはまるで俺を知らない人かのように話していた
俺はそれがすごく悲しくて
去ろうとしたあなたを引き止めた
そして俺はこの紙に賭けたんだ
もしあなたが裏口に来てくれたら全て話そうと思う
けどこなかったら…俺はもう飽きらめるしかないみたい
あなたが来てくれる事を祈って俺はサイン会後急いで裏口に向かった
けど…そこで見たのは
グクヒョンがあなたを抱きしめているところだった _____
やっぱり俺は何もかも遅かったのかな _______
テヒョンside end
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。