第2話

プロローグ2
1,236
2020/11/24 09:01
ギィィ……   ガチャンッ


ここは私の家だ。私の家族は母と姉がいる。
苑羽(なまえ)
苑羽あなた
ただいまぁ〜
母)あっあなたお帰りなさい。帰って来て早々悪いけどお姉ちゃん起こしてきてくれない?
苑羽(なまえ)
苑羽あなた
はぁ〜い
私は階段を上り、自分の部屋に荷物を置いて、早速お姉ちゃんのいる部屋に入る。
苑羽(なまえ)
苑羽あなた
ねぇちゃん。起きて、ご飯できるよ。
苑羽翔花
苑羽翔花
うぇ?う〜ん……もうちょっと…
Zzz… _(*´﹃`*_ )_
苑羽(なまえ)
苑羽あなた
(-"-)💢お、き、て!!
苑羽翔花
苑羽翔花
分かった分かったから💦そんなに怒らないでよ〜💦
苑羽(なまえ)
苑羽あなた
……起こしても起きないねぇちゃんが悪いんでしょ。
苑羽翔花
苑羽翔花
ー( '-' )ー>グサうぅ…
苑羽(なまえ)
苑羽あなた
先に行ってるよ。
苑羽翔花
苑羽翔花
リョーかいっ!
苑羽(なまえ)
苑羽あなた
……はぁ
正直あんなぐうたら姉はとても困る。それに、今日はお母さんと進路の事について話さないと…


ガチャッ


そう考えながら自分の部屋に戻ると、1番最初に目に飛び込んで来るのは数々のトロフィーだ。


『新人女子バレーボール大会優勝北川第一中学校』


『ベストスパイカー賞 苑羽あなた』
苑羽(なまえ)
苑羽あなた
……。
私の部活動でのトロフィーだ。今でも飾ってある。
苑羽(なまえ)
苑羽あなた
………どうしようかな…
今私は、究極の選択を迫られている。

推薦を通りバレーを続けるか_

推薦を全て断り"気になる高校"に行くか_
苑羽(なまえ)
苑羽あなた
………。
実質、私はバレーでの"才能"はある方と無い方で言うとある方だと思う。


でも"センス"と言われたらないと思っている。


何せ自分より努力している人をこの目でずっと見てたから…
苑羽(なまえ)
苑羽あなた
………はぁ。(私の事なのにまるで他人事みたいに考える私ってどうだろうな…)
ふと机に目を向けると、机の上には進路希望調査と書かれた紙が置いてある。
苑羽(なまえ)
苑羽あなた
………自分が行きたいと思う高校。
………それは私にとって1つしかない。
苑羽(なまえ)
苑羽あなた
…………よし、決めた。
母)あなたー!翔花ー!ご飯出来たわよー!
苑羽(なまえ)
苑羽あなた
はーい。今行くー!
私は、その紙を持ってお母さんのいる1階へ駆け下りた。






















母)えっ?!推薦を全部断る?!
苑羽(なまえ)
苑羽あなた
うん。
今現在、机を囲んで夕飯を食べている最中お母さんが叫んだ。
苑羽翔花
苑羽翔花
な、なんでそんな勿体ない事を!
苑羽(なまえ)
苑羽あなた
………私、推薦が来ている高校より気になっている他の高校があるし…
母)どこよ。その高校って…
苑羽(なまえ)
苑羽あなた
………"烏野高校"
苑羽翔花
苑羽翔花
?!
母)か、"烏野"……?
苑羽(なまえ)
苑羽あなた
うん。そこが1番気になるし
母)そ、そう…でもなんで……?
苑羽(なまえ)
苑羽あなた
………“小さな巨人”がいた世代
苑羽翔花
苑羽翔花
………。
苑羽(なまえ)
苑羽あなた
………ずっと、気になってたから。
苑羽翔花
苑羽翔花
………。そう、頑張りな。
苑羽(なまえ)
苑羽あなた
うん。
母)……そんなにあの時の光景が忘れられないのね。
苑羽(なまえ)
苑羽あなた
……うん。
あの日_あの時見た光景__


黒とオレンジのユニホーム姿にオレンジコートで相手のブロックより上に飛ぶあの選手の姿__



まさに"小さな巨人・・・・・"___
苑羽(なまえ)
苑羽あなた
………(^^)
何故か私は、自分がこの高校に行くのが楽しみにしていたみたいだ。



















まるで、何かの“出会い・・・”に心をウキウキさせているように____

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