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2021/09/26

第9話

沈黙
アマリザ side

今日は久しぶりに全員集合。
しかもFIST TAKEの撮影ということで
気合が入っていた。

いつものようにわかゔぁと待ち合わせて
事務所へ向かった。

事務所につくとドアの鍵は開いていたので
わかゔぁの後に続いて中に入る。
わかゔぁ
わかゔぁ
お疲れ…様…
急に詰まったわかゔぁの言葉を不審に思い
目を向けると、仕切りの手前で足を止めていた。
アマリザ
アマリザ
どしたん?
そう言ってわかゔぁの目線の先を見ると
そこに座っているennちゃんとあみかが
2人とも静かに涙を流していた。
enn
enn
…お疲れ様…。
状況が掴めず、わかゔぁの方を見ると
俺と同じように驚いた表情で立ち尽くしていた。
enn
enn
…ごめん…ちょっとあみかと
2人で話したいことあるから
新事務所の方行くな…。

あみか、荷物持っておいで。
そうするとennちゃんは涙を拭いながら
まだ俯いて泣いているあみかの手を取って
新事務所の方へ行ってしまった。
わかゔぁ
わかゔぁ
…まあ、一旦座ろうや
わかゔぁの一言でいつもの席に着くが
とても居心地が悪かった。
アマリザ
アマリザ
…なにがあったんや
心配の声ひとつすらかけれずに
そこで棒立ちになることしか出来なかった。

どうするのが正解なのか何もかもわからなくて
ただただ心配な思いが増していく一方だった。
わかゔぁ
わかゔぁ
あみかは最近のことあるからまだしも…
enn様まで泣いとったで…?
アマリザ
アマリザ
おう…
しばしの沈黙の後、また事務所のドアが開いた。
こたつ
こたつ
お疲れー!
アマリザ
アマリザ
…こっ…ちゃん
頭の中がぐちゃぐちゃで
捻り出した声は震えていた。

目で訴えかける俺と俯いたわかゔぁを見て
こっちゃんもすぐその違和感に気づいてくれた。
こたつ
こたつ
なんかあったん?…
かけられた声があまりにも優しくて
少し泣きそうになったけど、
息を整えてさっきのことを話し始めた。