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2021/09/21

第7話

過去
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今日あげる動画の手直しをしようと
いつもより少しだけ早く家を出た。

今日は久しぶりにあみかが来て
全員でFIST TAKEを撮る予定だから
とても楽しみだった。

事務所につくともう誰か
来ているようで鍵が空いていた。
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お疲れ様でー…
そこにはあみかが居たけど見た瞬間に
その違和感に気づいて戸惑った。
あみか
あみか
えんちゃんっ~!おつかれさまですぅ~!
声は枯れているのかガサガサな上
呂律が回っていないように感じた。
そしてなにより…
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あんた、肌どうしたん!?
あみかの肌は誰が見てもわかるほど
真っ赤に染まっていた。

最初は熱でもあるのかと思い
急いでおでこに手を当てる。
enn
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あつ…くはないな…
あみか
あみか
え、?どうしましたぁ、?
何も気づいていないのか
何が起きているのかわかっていない様子の
あみかを見て嫌な発想が浮かぶ。


ガサガサな声に、回らない呂律
肌が赤いのは炎症だとしたら…




何年か前、親友が鬱病になった時の事を思い出す。

その子は自傷行為が目立つ子で
私を目の前にカッターで手に傷をつけたり
とにかく危なっかしいところがあったので
定期的に家に様子を見に行っていた。

そんなある日、いつものように尋ねても
応答がないので、自分で鍵を開けられるか
わからないからと事前に預かっていた
合鍵を使って家に入ると、そこには
薬の空き瓶が転がっていて、肌が真っ赤に
染まって呂律が回らないガサガサな声で
私の名前を呼んで助けを求める親友が
意識朦朧のなか床に倒れていた。

親友は幸い大事には至らなかったものの
あの時は軽くパニックを起こしていて
今でも少しトラウマになっている。
enn
enn
あみか…正直に言ってや
あみか
あみか
…ふぇ?なにがですかぁ~?
あの時のことがフラッシュバックしそうで…


目を閉じ深く息を吸って深呼吸をする。
enn
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あみか、ODしてるん?