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2021/09/21

第8話

願い
あみかside
あみか
あみか
え、何言ってるんですか〜
あみかそんなことしませんよ〜(笑)
必死に誤魔化した。バレたくない。

バレたくない…。それは嘘だ…けど…けど

今まで必死に隠してきた
学校が嫌で嘘ついて休んでいること
最近目眩や耳鳴りが止まらないこと
あまり寝れない日が多くあること
毎日ひとりで泣いていること
そして今日初めてODをしたこと。

全部ひとりで抱え込んできた。
辛くて苦しくてしんどくて、
それでも誰にも気づかれないのが
もっと辛くて。
もう他人に期待するのはやめた。
どうせ自分の辛さなんか言わなきゃ
誰にも伝わらないんだ。

だから、誰にも言わなかった。
死にたくなるほど苦しくても
ひとりで抱え込むと決めた。
そしていつか突然いなくなって
自分の苦しみに気づかなかった事を
家族にも仲間にも友達にも全員
後悔させてやる、苦しませてやる
そう思っていた。

なのに今更なんだって言うの…。
今更…気づかれたって…遅いよ
ennちゃんがすごく辛そうな
今にも泣き出しそうな顔をして
こちらを見つめてくる。

その様子を見ているとこちらまで
泣きそうになった。


そんな自分の表情を見て察したのか
ennちゃんは口を開いた。
enn
enn
あのな、あみか。
私昔、親友がODで倒れたことあんねん
凄い怖かったよ。もしかしたら…
って思ったら…。凄い怖かったんよ。
ennちゃんはその親友の話を続けた。
何度も何度も 怖かった と繰り返した。
enn
enn
私な、辛いなら言って欲しいねん。
ODしちゃう程ひとりで
抱え込んでたんやと思う。
でも私はダメダメやから
言ってもらえないと気づけんねん。
気づいてあげたいけど
仲間失格かもしれんけど
わからないから言って欲しい。
これは私からのお願いや。

またあんな思いしたくないねん…。
ennちゃんが泣きながらそんなことを言うから
つられてしまって話を聞きながら、静かに泣いた。