いつのまにか夜が明けて
窓から差し込む日の光
昨夜の夢も現実と
そう遠くないとも決して言えず
空っぽの日常の
その隙間に与えられる
妄想の数々が
充実しているように思えて
もう嫌になっちゃうな
朝日に照らされ溶けてゆく
この想いはどこへ旅立つのでしょう
何にもならないのなら
記憶に留まって離れないで
夜夢の材料にするから
いつのまにか夜がやって来て
また貴方の夢を見る
そこでも優しく素敵だから
貴方のせいじゃないんだよね
空っぽの日常じゃ
伝えられないその想いも
夢の中ならば
通じあえるような気がして
それじゃ意味がないのに
分かってるのに
夕日に照らされ輝く頬の
伝う涙拭うために必要なものが
どこにもないのなら
どこへでも探しに行くと言う
夜夢は見れるのかな
この距離に 差に
もう耐えられないんだ
一歩でも いいから
現実を捨てたくはないから
こんな我儘をどうか
Don't end with a dream
This feeling will surely be transmitted
Because i believe so
何処か片隅に潜むなら
望む未来を掴めるのなら
貴方と共に歩めるのなら
もう夢で終わらないのなら
もうこれ以上何も要らないと誓うから
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。