蘭「は?何で渡さなきゃ行けないんだ」
竜胆「お前らに渡すわけないだろ
それに、あなたは俺らの妹だ」
三ツ谷「なら、あなたに今なんて声かけるんだ」
までしか聞こえなかった
後ろから、ドラケンが耳を塞ぎ
目も隠された
三ツ谷「彼女の感情、何があったのか
知ってからここに来いよ」
蘭「あ?」
竜胆「あなたの感情?
そんなもん、お前たちが1番わかってないな」
蘭「お前らであっても、俺らであっても
人間一つや二つ隠し事はある
それを聞き出すのは兄貴としても難しい」
竜胆「だからといって、お前らに任せるわけにいは、いかねぇ」
ドラケン「そっちのチームはどうよ
総長に脅されてされてることってあんじゃねぇのか?」
蘭「!」
竜胆「……」
あなた『いいよ、私に気を遣わなくて
にぃさん達で十分、脅されてることなんてないし
にぃさんは、いつもそばに居てくれる
ありがとね、私を引き取ろうとしてくれて』
東卍「………」
蘭「あなた……」
竜胆「自分のタイミングでいいから、何かあったらにぃちゃん達に言えよ?」
あなた『うん!』ニコッ
と笑い、みんなに手を振って
横浜へ帰った____
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。