あなた『大好き__』
灰谷兄弟「…!」
竜胆「お、おぉ…急だな
俺も大好き」
蘭「俺は愛してるかな?」
あなた『こんな毎日が続いたらいいのになぁ』
と呟きながら
止めてしまったドライヤーを付け
竜にぃは、乾かし続けてくれた
あなた『コクリコクリ……』
蘭「あなた〜頭ぶつけるよ〜」
あなた『ん……フワァ……』
竜胆「眠いのか?」
と最後の仕上げを終えドライヤーを切った
竜胆「おいで」
ギュッ
蘭「俺まだ抱っこぐらいしかしたことない……」
竜胆「兄ちゃんうるさい」
あなた『……スースー……』
蘭「寝た?」
竜胆「うん、そういや兄ちゃん」
蘭「なんだ?」
竜胆「イザナ、あなたを東卍に合わせるって本気なのか?」
蘭「あいつが嘘つくことなんてねぇよ
注意されたろ?絶対にあなたについて行くなって」
竜胆「けどよ……」
蘭「……竜胆、その気持ちは十分わかる
でも、あなたなら大丈夫だ
何しでかすか分かんねぇけど、あなたなら___」
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。