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第8話

エピローグ
リュウ
見て、この花……綺麗やんね?
俺に見せた形の違う2つの花をぐしゃぐしゃに握るリュウ。
リュウ
インパチェンスって花でな? 花言葉は『目移りしないで』なんよ
バラバラになった花びらが俺の顔にかけられる。
リュウ
ここはリンリンのために作ったんよ……リンリンと僕だけの秘密の部屋
リュウは愛おしそうに強く抱きしめ、耳元で囁いてきた。
伊音スズ
出して、俺のこと……お前らのこと見逃したるから
俺は死ぬよりこいつのものになる方が怖い。
手を伸ばしてきたリュウにまた何かされると思うて目を閉じると、パッツンの前髪を避けられ、キスをされた。
リュウ
狂おしいほど愛おしい……リンリンはもう僕のお人形さんやから
リュウ
出す? それは僕の子どもでも産んでくれるってこと?
伊音スズ
ちがう、俺は……お、れは
急に襲われる眠気に抵抗して下唇を噛むも、全然効かへん。
リュウ
あら、また眠っちゃうの? 赤ちゃんみたいやな
リュウは優しく微笑みながらトントンと背中を叩いてきよる。
リュウ
今度起きた時はご飯、僕が食べさせたるからな
言うとることは甘いのに、やっとることはえげつない。
伊音スズ
お前ら……狂っとるわ
力を振り絞って言うと、悪い笑みを浮かべるリュウ。
リュウ
狂わせたのは君やで……リンリン
ここは地獄やと力なく言うて、俺は眠りに落ちていった。
<完>