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第16話

15.
あなた
あなた
、、え?  リクスさん、、?
バイトの終わり、店を出て家路につこうとした矢先、

私の目に飛び込んできたのは今の私の一番の悩みの種、その張本人であるリクスさんだった。

ーバイト終わったら速攻ミナに連絡しようと思ったのに、目の前にいる!


いや、大丈夫、なんにもない、なんにもないよね?偶然だよね、私普通に接客しただけだしっ

さっきお店に現れてから1時間以上経ってるし、、
ピリ
ピリ
こんばんは、あなたさん
まっすぐ私を見つめるその目が
なんだか悲しそうで、でもとても綺麗で
目が離せない。。
ピリ
ピリ
あの、今から時間あるかな?
あなた
あなた
、、時間、ですか、、はい、、少しなら、、
遅くならなきゃ、だいじょうぶ、です。
ピリ
ピリ
ありがとう、少し歩いていいですか?
その問いかけに頷いて、歩きだしたリクスさんの少し後ろをついていく


な、何が起きてるの?

リクスさんは何も言わず無言で歩く

その後ろ姿を追いながら、私はどんどん不安になっていく

ーどこを目指しているんだろう、私になんの用事があるんだろう

大人気アイドルのフィリックスさんが、私になんか
ピリ
ピリ
ごめんね
あなた
あなた
えっ
ふいにリクスさんが止まり、振り返った
ピリ
ピリ
歩くの早かったよね、ごめんなさい
あなた
あなた
だ、大丈夫です!私歩くの早いほうなんでっ
ピリ
ピリ
ふっ、、やっぱり、、
あなた
あなた
え?
ピリ
ピリ
…なんでもない、この先の公園にいこう、もうすぐ着くよ
そう言ってまたリクスさんは歩き出した

この先には確かに大きな公園というか、広場がある

ーそこで何を、、?


辺りは薄暗くなってきており、公園はライトの灯りに照らされてまばらに人がいるのがわかる


リクスさんはその中でもより人気がないベンチに腰かけた
ピリ
ピリ
あなたさんも、どうぞ


私はもうずっと心臓が高鳴って仕方なかった

恋のドキドキなのか 

何が起こるかわからない不安からなのか。


促されるまま私は少し離れて浅く座った


ピリ
ピリ
こんなところまでありがとう、ごめんね
あなた
あなた
いえ、そんな、、
怖くてリクスさんのほうを見れない

向こうの広場でサッカーをしている男の子たちを
ぼやっと眺めていた

ピリ
ピリ
あなたさん
リクスさんがこちらに体を向けたのを感じて
私も恐る恐るリクスさんのほうをみた

あなた
あなた
リクスさんが慣れた手つきでキャップとマスクを外した

そこには画面でみたそのままの
Stray kidsのフィリックスがいた

彼は少し長めの前髪を手ぐしでスッと後ろに流すと下を向いた

ピリ
ピリ
あなたさんは、、
ピリ
ピリ
僕のこと、知ってるんだね?
あなた
あなた
、、、
それがどんな意味を持つ言葉だったのかすぐに理解できた

でも答えはあるのに上手く言葉が出てこない

リクスさんは俯いたまま、黙って手で顔を覆うような仕草をみせた

それが、私には泣いているみたいで、
もう耐えられないー。
あなた
あなた
あの、違うんです、いや、なにも違わないけどっ
あなた
あなた
最初は知らなかったんです、私、流行りとかにも疎くて、だから、、
あなた
あなた
リ、リクスさんが、友達が生配信で、、うちのドリンク、飲んで、その、、
話がぜんぜんまとまらない、、!
あなた
あなた
だから、、そう、、!
まさか好きな人が大人気アイドルだったなんて、
私が一番驚いてるんです!!
リクスさんが驚いたように顔をあげた。

あれ、私
今、なんて言ったかな、、?