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第3話

2.
あなた
あなた
ここは、、もっと濃紺を重ねて、、よし!
絵の具の匂いで満たされた部屋

大きなキャンバスに私だけの世界が広がっていく

それは一瞬のような、永遠のような
幸せで満たされてる時間だ。

少し遠くから自分の作品を見直す、
あと少し修正したら完成だ、、!

ピピピピ、ピピピピ、

あなた
あなた
あ、ちょうど時間だ、準備しなきゃ、、!
この部屋に時計は置いていない、
自分の世界だけに集中できるように。

時間が無限にあればいいがそんな世界は存在しない
永遠を打ち消すアラームが響き現実に引き戻す。

今日は休日、今からドリンクショップのバイトだ

アラームの時間は余裕を持って設定したが少しだけ急いで支度にとりかかる


ー今日は メイク 、、どうしようかな

普段はフェイパウダーをはたいてリップを塗るくらいのナチュラルメイクだが、、

ー今日こそはあの人がお店にくるかもしれない


いや、でも、あれから1ヶ月半来ていない、、

あなたは名前も知らぬ彼の事を考えていた 



丁寧で笑顔が素敵なきっとイケメンさん。
ぱぁっと心に彼のくしゃりとした目尻の笑顔が浮かぶ

毎週末ドリンクショップにはバイトに入っているが、あれ以来彼を見ることはない

ー旅行中の方だったのかも、言葉も違ったし、、もう会えないのかな



ほんの少し素敵だと思ったお客さん、、その彼をあなたが意識したのは次のバイトに入る為の準備をしている時

ーもしかしたらまた会えるかも、、と
いつもオシャレをして出掛ける時にしか手に取らない赤いティントリップを取り出した

鏡に写った色づいた自分と目が合い気付いた

私、そっか、あの人が来るかもって期待してるんだ

いや、別に好きとかじゃないんだけど、、なんていうか、、自分の周りにはいない独特な雰囲気のある人だった


素敵な人だった


また会えたら嬉しいな、そう純粋に思えたんだ


あなた
あなた
あ、急がなきゃ!
浸っている場合ではない、
あなたはテキパキとメイクをし、仕上げに赤いリップを引いて一度確認するとそのリップをさっとカバンに入れて足早に家を出た









今日も期待の人が現れることはなかった







ピコン!
ミナ
ミナ
あなたー💗バイト終わりじゃない?よかったらお茶しよー

友達のミナからお茶のお誘いだ

明日は日曜で休みだし、少しくらいいいかな、と集合場所の連絡を取りあう

ミナ
ミナ
あれ?バイトなのにメイクいい感じじゃん、あなたにしては珍しいね、どーしたの?
カフェについての親友の第一声がこれだから、あなたはより一層気分が落ち込んだ

いや、ミナは何一つ悪くないのだが
期待した人物が来ることはなく、


柄にもなく休憩時間にきちんと化粧直しまでして
バイト先の店長にも最近ちゃんとお化粧してるね、彼氏でもできた?とからかわれてしまった



自分の気合いが空回りしているのを自分自身も感じ、憂鬱な気分になってしまった




ミナ
ミナ
お疲れな感じ?、、なら良いものをみせてあげよう!じゃーん!
そう言ってミナはスマホをあなたに差し出す


ーー気をつかわせちゃったかな、、


一瞬あなたの表情が冴えないのをミナは見逃さなかった
いつもよりさらに明るく親友がおどけたのをあなたも感じて申し訳ないが、嬉しくなる

まぁ、ミナのコレ見て〜は私の為というか自分の好きなものを知ってよ〜といったニュアンスが多いのも、付き合いが長いからわかっているのだが。

そんなところが明るくて自由奔放なミナらしくて可愛いな

そう思いながらスマホの画面に目をやる

何かのミュージックビデオのようだ


あなた
あなた
なんの動画、、?スト、、
ミナ
ミナ
Stray kids!今、超キテるグループなんだから!