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第5話

4.
もう時間は20時前だ、そろそろ店じまいだなと扉に手をかける


ちょうど中から人がでてきた

あなた
あなた
あ、すみません
その人が扉を開けたままにしてくれたのに頭をさげる

ピリ
ピリ
あ、
お客様をジロジロみる訳にもいかなかったので会釈程度で店内を見るようにしていたが、扉を開けてくれた男性が声を出したのに気づいて目をやる



ー彼だ

またキャップとマスクで顔はわからないが
すぐに彼だと気づく




ピリ
ピリ
あ、ここの店員さん、ですよね?
この前、覚えてないか、だいぶ前にオススメが美味しくて、その、、
彼は私を覚えていた

というか彼が目の前にいるという突然のとこに驚いて頭が真っ白になる

顔が赤くなるのを感じる、喉がキュと締まりうまく言葉が出てこない

というか今私キチンと立てているの?
足が地についている感覚がない


ーどうしよう、何か言わなくっちゃー
あなた
あなた
あ、ハイ、あの期間、期間限定の、やつです
なんで私がカタコトになるんだっ!

私のアタフタ具合がおかしかったのかハハっと彼は笑った

あ またあの笑顔だ 
今度は胸がキュウっと締め付けられる


だけど苦しいだけじゃない





ピリ
ピリ
そう、それで、それが美味しくてまた来ました
、けどあの時のはもう終わってましたね、メニュー
あなた
あなた
そう、そうなんです。今週から新しいメニューが出ていて、イチゴ味のー
ピリ
ピリ
それにしました
こんどは優しくふわっと笑う

その目元に惹かれて

あぁ、としか反応できない

ピリ
ピリ
じゃあ、、
と、彼は軽くお辞儀していってしまった


ー行っちゃったな


軽く彼のほうを見ると伸びた襟足が街灯に照らされて金色に輝き、街の人混みに紛れて見えなくなった






あぁ、また






会えた、また、会えた、、!





パタンと扉を閉めて店長に挨拶しシフトを渡す

彼が私を覚えてくれていた


その事実が嬉し過ぎて店長とどんな会話をしたか、その後どうやって帰ったかあんまり覚えてないけど


彼との会話を頭の中で何度もリピートして思わずベッドの上で足をバタつかせてニヤける顔を手で覆った


ピコン!




ミナ
ミナ
今日は少しだったけど楽しかったね😊
一応、一応だけど動画送っておくね✨
ミナからカフェでみた動画がおくられてきた

あぁ、なんだったかな、
もうグループの名前も思い出せない


そんなことよりも彼との思い出を繰り返すことの方が大事だ


ミナには悪いけど返信は後にしよう、、!


きっとまた会える、そしたらまた話せるかな、、!
次はいつだろう。期待してその夜はなかなか眠れなかった。