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第19話

18.
ピリ
ピリ
引き留めちゃってごめん
あなた
あなた
、、いえ
ピリ
ピリ
自分でも言ってることがおかしいってわかってる
ピリ
ピリ
あなたさんはきっと優しいから
次に僕に会ったら何事もなかったように接してくれると思う
明るい髪がライトの光に透けてとても綺麗だ
まるで映画のワンシーンを見てるみたい

ピリ
ピリ
ううん、今までよりもっと店員さんとして線を引いて接してくれるだろうね
あなた
あなた
。。。
ピリ
ピリ
本当はそれを正しいと思うべきなのに
それじゃあ嫌だって思ったんだ
どうしていいかわからず下を向く
ピリ
ピリ
あなたさんのいつも明るくて一生懸命なところをすごく、、
いいと思う、本当に。
そう思ってくれていたなんて、すごく嬉しい
あなた
あなた
ありがとうございます、嬉しい
彼は少し悲しそうな顔をしてそのまま黙ってしまった

どうしたらその顔をいつもの素敵な笑顔にできるのかな、、?

私は目尻にくしゃっとしたシワのできる
あの笑顔が大好きなのに

私のせいでそんな悲しい顔をしているのなら
私がリクスさんをいつもの笑顔にさせてあげなきゃ、、!

どうすれば、、
どうすればいいんだ、、




あなた
あなた
あ!
あなた
あなた
私たち、友達になりませんか?
ピリ
ピリ
え?
あなた
あなた
友達です!アイドルにだって
友達はいるでしょ?
ピリ
ピリ
いや、それはいるけど、、
それであなたさんは、、
いいの?と言いかけてリクスさんは言うのをやめた

私はリクスさんのことが好きで
それで振られたのに、友達なんて辛くないのか

そう思ってくれたんだよね
あなた
あなた
いいんです!友達になりましょう!
あなた
あなた
私たちは今日からお客さんと店員の関係じゃなく友達です!
ピリ
ピリ
友達、、
あなた
あなた
これで線はひきません、ね?
ピリ
ピリ
う、ん
まだ何が引っかかっているようなリクスさんに私は続けた
あなた
あなた
友達なら敬語はもういらないよね
リクスは年上だけど ㅋㅋㅋ
私はわざとおちゃらけて笑ってみせた
ピリ
ピリ
そうだね、あなた
ありがとう
よろしく、とさり気なく握手を求められたので
私もさっと応じた

恥ずかしがってたらリクスさんは
変に気を使っちゃいそう!
そう心の中で思いながら

緊張が伝わりませんように、
そう願いながら


初めて繋いだ手は(握手だけどね)
夜風のせいでお互い冷たかった

でも私にとってはとても熱くなる瞬間だった


隠すように私はニコリと笑ってみせた

リクスさんも笑ってくれた

うん、今はこれだけで十分だ

この先に何もなくても今の私はこれで
十分幸せじゃない
そう思った






でも違ったんだ
この時の私が
未来の自分へどれだけ辛い選択をしたのか
私はわかっていなかった