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第45話

44. side F
あなたに想いを伝えた日から
僕のあなたへの気持ちは急激に変わった。


ピリ
ピリ
ありがとうございました。
レッスンを終えて一人部屋をでる。
今日の予定はこれで終わった、いつもなら誰かメンバーを見つけてご飯に誘ったり、誘われたりするのだが、、

カバンからスマホを取り出す
会社で電話をかけるわけにもいかないので
メッセージを手短に送る。


ピリ
ピリ
あなたこんばんは
何してる?
返事はすぐには来ない

壁にある鏡で髪型をチェックする
簡単に手ぐしで整えて、、まぁいいだろうと
またメッセージを確認する。


あなた
あなた
おつかれさま😊
今は少し絵を描いていたところだよ
その文字を見るだけであなたの優しい笑顔と僕を呼ぶ声、そしてあの部屋の落ち着く雰囲気を思い出して温かい気持ちになる。

ピリ
ピリ
少しだけ会いたい
邪魔しないから
あなた
あなた
邪魔とかはないけど
一昨日も来てくれたし、、
この感じは拒否ではないが、遠慮のようなニュアンスだ。

ピリ
ピリ
あなたがよければ僕は会いたい
あなたは僕に会いたくないの?その言葉をグッと飲み込んだ。
正確には入力しなかった。

 

自分がこんなに恋愛に対して気持ちを表すなんて思っていなかった
新しい自分に驚いている。
あなた
あなた
リクスも大変でしょう?
体を休めてほしいよ。
あなたの言っていることもわかる。
だけど体の疲れは休めば回復するけど
心はいくら休んだとろこで満たされることはない、
それを満たすことができる条件は僕の中にはひとつしかない。

ピリ
ピリ
ありがとう、だけど
少しでいいから顔がみたいな。
ピリ
ピリ
会うのがダメなら
僕のこと好きって言って。
ピリ
ピリ
どっちもダメはなし。
先に予防線を張る
最近覚えた技だ。



前はあなたが僕に何度か好きと伝えてくれた。


それは気持ちを伝えるだけの行為で
恋人になってほしいとかの手段の為の言葉ではなかった。


だけど僕たちにとってのその言葉は
まさに恋人になると言う関係を築くために
必ず必要になる言葉だ。 


だからあなたはあれから僕に好きと言わない。


その言葉があなたの口から出たら
きっと僕たちの関係は変わる。


あなたは慎重だ。
アイドルの恋人になるということを
慎重に考えてくれている。


だからこそ時間をかけてあなたのことがどんなに大切か伝えたい。
その為になるべく時間を割いてあなたに会いたい。

僕がどんなにあなたを愛しく思っているかきちんと伝えたい、
そしてあなたと向き合うことの意味をわかってほしい。

だけどその一方でそんなに長く待てない自分もいて
早く 早くと結果を急かす。

早くあなたから好きと言われたくて

単純にもっと会いたくて

それからもっとあなたに触れてみたい。

言葉では埋められない思いを伝えたい。 




きっとあなたは恥ずかしがると思うけど。













あなた
あなた
今日はもう遅くなっちゃうし、、
私はリクスの体も心配だよ
ちゃんとご飯食べて、いっぱい寝て?
僕の気持ちに反してあなたの返信は期待通りにいかなかった。

足早に会社を出る。

行き先はもちろんあなたのもとだ。

こんなのあなたはイヤだと思うけど
もう強行突破しかない。

そう思って慣れた通りを急ぐ。

そこに
ピロンとあなたからのメッセージが入る


あなた
あなた
ちゃんと、リクスのこと思ってる
あなた
あなた
だから大丈夫
あなた
あなた
またゆっくり会いたい
次もたくさんお話ししよう


、、、


その場に立ち止まりメッセージを読み返す




あなたには敵わない。
そう言われたらお手上げだよ。
ピリ
ピリ
わかった、
次はゆっくり会おう
大好きなあなた
おやすみなさい。
返信をしてまた歩き出す。
急ぐ必要はないが足取りは軽い。


さっきまでは気にならなかったが外は中々寒い。


あなたは温かくしているだろうか。



こんな寒い日は
ハチミツをひと匙垂らしたホットミルクを用意して
それから抱きしめて髪を撫でて温めてあげたい。




大好きなあなたの為に。