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ー 翌日
昨日の夜全然眠れなくて、自然と朝早くに会社についてしまった。
案の定、まだ誰もいなくて、コーヒーを入れようと休憩室に行けば、何故かそこにはヨンジュンくんがいた。
🦊「わ〜、あなたちゃんじゃん。」
🦊「おはよう」
「、おはよう」
🦊「今日は早いんだね」
「昨日眠れなくて……」
🦊「そーなんだ」
「…うん、」
🦊「…」
………不意に訪れる沈黙ほど気まづいものはない。
しばらく経って口を開いのはヨンジュンくん。
🦊「そういえば、」
「…?」
🦊「昨日、夜空いてるかって聞いたのにあなたちゃん帰っちゃったからちょっと悲しかったんだけど」
「えっ、、あ……」
確かにそんなこと聞かれてたような聞かれてなかったような、、?
「えっと…ごめんなさい。うっかり忘れちゃってて、」
🦊「笑笑」
🦊「申し訳ないって思ってんだったら、今日の夜空けといてね」
「…へ、」
🦊「昨日行けなかったから」
🦊「いいでしょ?」
「……いや、…えっ、と、、」
良くは…………………ないよなぁそうだよなぁ…
スビンにバレてまた昨日みたいに社内でなにかされても困るし、…
「私、、彼氏いるので!2人きりっていうのは…ちょっと、」
思い切って言うと、少しの沈黙。
🦊「知ってるけど、そんなこと」
「…ぇ、?」
🦊「バレてないとでも思ってたの〜?笑」
🦊「後輩のチェスビンでしょ」
🦊「昨日も俺とあなたちゃんがちょっと話してただけでめっちゃ睨んできたもんね〜笑」
っえー……………ちょっと待ったーーー………
「いつから知ってたの?」
🦊「えーいつからだろ。半年前くらいかな」
ちょっ、、と待て……私たちが付き合い始めたのそのちょーっと前なんだよなそんな前からバレてたんだヤダ嘘でしょ………
頭の中で悶々と考えていて、ヨンジュンくんの顔がすぐ近くにあることなんて全然気付かなくて
我に返って上を向けば不意に重なった唇。
驚いて反射的にドンッとヨンジュンくんを押し退けた。
「っな、にするの…」
🦊「かわいーね。あなたちゃん、」
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。