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「ボムギュカッコよかったよ、やるじゃん」
🐻「……ちょっと来い、」
不機嫌そうな顔で、人気のない場所に連れてこられた。
「どうしたの」
🐻「………これ、着て」
渋々と言った感じで自分の着ていたラッシュガードを脱ぐと、私の肩に掛けてきたから、言う通りにそれを着た。
チャックをしたあと、ふと前を見れば綺麗に割れたお腹。
「…わ」
「きゃ〜……」
「ぇ、ほんとにボムギュのお腹?」
キャッキャはしゃぎながらボムギュのお腹をツンツンしていたら、その手を掴まれて壁に押し付けられた。
🐻「……あの、さ」
🐻「お前の、今日の格好……結構ヤバい、」
私の手を押さえている手とは逆の方の手で、自分の顔を覆うボムギュ。
「ヤバいって、…ぇ、似合ってない…?」
🐻「いや、違う、そうじゃなくて」
🐻「なんかめっちゃ、………エロい」
「…な、…っボムギュのへんたい!!」
🐻「おい、やめろ、大声出すな、」
🐻「いやてか、真面目にやばいから、色々」
🐻「………さっきの男達、まじぶっころしてぇ…」
「なんか急に話変わったけど」
🐻「……っまあ、とにかく…水着、似合ってる、けど」
🐻「あんま、他のやつに見せたくない。」
急に真剣な目で見詰めてくるから、ドキドキしすぎて心臓が口から飛び出そう。
🐻「………きす、したい」
「急すぎ」
🐻「今そういう雰囲気」
私の唇と、ボムギュの唇が重なって、ボムギュの熱が伝わってきた。
「ボムギュなんかカッコイイ」
🐻「あなたかわいい」
「え」
🐻「すき」
付き合ってから初めて言われた「すき」は、破壊力がとてつもなかったです。
今年の夏休みは、心臓がいくつあっても足りなさそう
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。