道枝side
さて、無事に病院に着きました、
予約しとったから多分すぐ呼ばれると思うねんけど
呼ばれるまであなたと待合室で仲良く待ってたいと思います、
やっぱり産婦人科にこんな若い人来たったら変なんかな、?
色んな人から見られてるような気がしとる、
やけど、隣のあなたはそんな事気づいて無いようで、
もう携帯でベビーグッズ見とります、
あなた「男の子かなー?女の子かなー?」
道枝「あなたはどっちが良いの?」
あなた「うーん、男の子だったらきっと駿くんみたいにかっこいいだろうし、女の子でも可愛いだろうなー、」
あなた「絶対美男美女のどっちかが出てくるわけだから…どっちでも元気に生まれてきてくれれば嬉しいかなー!」
道枝「そうだね!」
看護師さん「道枝あなたさーん、道枝あなたさーん、」
道枝「はい!」
看護師さん「こちらへどうぞ」
あなた「はい」
さて、いよいよ性別が分かるかも…??
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!