第28話

いつもの下校...?
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2018/12/29 02:14
結局、小瀧くんはいつも通り一緒に帰ることになった。
あなた

おかしいなぁ…

望
ん?なにが?
あなた

いつもやったらシゲ、もう来とるんやけど…

望
そういえばそうやなぁ
あなた

教室行ってみる?

望
そうしよか!
私と小瀧くんは、シゲの教室まで戻った。






ガラッ
あなた

シゲー、おるー?

望
あれ?おらんなぁ
奈那
奈那
あなたどうしたん?
と、奈那が後ろから声をかけてきた。
あなた

あ、奈那!シゲ見んかった?

奈那
奈那
重岡?さっきすれ違ったよ!
望
どこいったか分かる?
奈那
奈那
多分図書室やない?
あなた

ホンマ?助かったわ、奈那ありがと!

奈那
奈那
はーい、じゃあねー👋



奈那と別れた私たちは、図書室へと向かった。
あなた

なんであのバカなシゲが図書室なんか...

望
俺も思った。





ガラッ
今度は図書室の扉を開けた。

するとそこには...
大毅
大毅
なぁ、ここどうやって解くん?
あ、そこは…こうやるんだよ
大毅
大毅
おぉー!出来た!ありがとうニッ
どういたしまして、良かったねニコ
髪がふわふわしてて、肌が白くて、いかにも女の子って感じの可愛らしい子と、楽しそうなシゲがいた。
望
美羽や...
あなた

え?

望
神山美羽、シゲと同じクラスで結構好きな男子多いんやで。
あなた

そーなんや。

望
俺は好きやないけどな!
あなた

そう笑

そんなことより今は、シゲを呼ばなきゃ。
あなた

シゲ!何しとんの?

望
はよ帰ろーや!
大毅
大毅
ごめん。今日俺一緒に帰れへんわ。
あなた

え、なんで?

大毅
大毅
みたら分かるやろ。2人で帰って。
望
あっそ。行こ、あなた
小瀧くんに手首を捕まれ引っ張られる。
あなた

で、でも...!

大毅
大毅
じゃあな。
望
ほら行くで、あなた
あなた

うん...






シゲ、どうしちゃったの?
なんでそんな冷たいん?
勉強ならいつも私が教えてたやん。
もしかして、シゲもあの子のこと好きなん?



でもあの子、なんか隠してる気がする。

やって、シゲと話してる時私を見て少し笑ってた気がするから…

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