あなたside
『何から始めるん??』
藤原「まず、いつもと違うから位置確認しよか。」
恭平「ラキボからでええですか??」
藤原「おん。そやな。ラキボ、アイランド、僕空、2Faced、アオハルって順番でやろか。」
道枝「わかりました!」
〜位置確認が終わる〜
西畑「じゃあ振り付け確認しよか。俺見とくわ。」
藤原「ありがと。」
〜♪
西畑「あなた!ちょっと遅れてる。」
『ごめん。』
西畑「あなた!そこ違う。さっき確認したやん。」
『あ、ごめん。こっちか。』
長尾「あなたちゃん、今日どうしたんですか?なんかおかしくないですか?」
『ん?まだ寝不足が続いてるんかも。ごめん。切り替えます。』
流星「あなたちゃん…。」
西畑「あなた!何回言ったらわかるん?遅いって。もうちょい早く!」
『ごめn…藤原「ごめんって言ったら許されると思わんとって。」…丈くん。』
藤原「何?寝不足かどうか知らんけどさ、しっかりしてや。もうすぐJr.祭りあんねんで?明日休んで、明後日から東京行って向こうとも合わせんねんで?今のあなたやったら迷惑かけるだけ。」
長尾「丈くん…」
藤原「今のお前は用無し。やる気ないんやったら出ていって?」
『ッ…』
大吾「丈くん。言い過ぎちゃう?」
『大吾、ええよ。ごめん。頭冷やしてくる。』
パタンッ
はぁ。やっぱり迷惑やんな。
こんな病気のやつがおったら。
さっきからなんかしんどいし…
『はぁ。用無しか…』
その時、酷い頭痛に襲われてだんだん意識が遠のいた。
誰かが「あなた!?」って呼ぶのを最後に、意識を手放した。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!