正門side
誠也くんが、飲み物を買いに行ってから結構時間が経ってるのにまだ帰ってこない。
『誠也くん遅ない?』
福本「どっか寄ってるんですかね?」
小島「もしかして斗亜のところ!?」
『それは絶対ないわ。』
佐野「僕、ちょっと見てきます。」
リチャード「おー。ありがと。」
と、佐野がドアを開けようとしたら、「バンッ」って音がして向こうから開いた。
そこには息を切らしたニシタクが。
小島「ニシタクやん。どうしたん?」
西村「はぁはぁ。正門くん。あなたちゃんが…!」
あなた…?
もしかして!
『ニシタク!それどこや?』
西村「え、自動販売機の、近くです…」
あなた!もしかして発作起こしたんか??
今から行くからもう少し耐えてくれて!
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!