第103話

Disease52
2,943
2020/12/06 01:07






















あなたside












お兄ちゃんに全部話した。








病気のことも症状のことも誰がこのことを知っているのかもなぜあんな嘘をついたのかも。












『ってことなの。』












永瀬「そっか。」












『うん。』












永瀬「…辛かったな。(ポンポンッ」












『!!…うん、、(泣』












お兄ちゃんに話して心が軽くなったのか、
はたまた大吾と同じように涙脆くなったのか、




わからないけど、お兄ちゃんの温もりを感じた瞬間涙が溢れた。












永瀬「落ち着いた?」












『うん。』












永瀬「これからはずっとここおるん??」












『うん。』












永瀬「じゃあたまに遊びに来るわ。」











『ん、わかった。でも、遊びに来るときは今日入ってきたところからこっそり入ってきてな。』












永瀬「ん?なんで??」












『私がここに入院してるってバレたらあかんから。』












永瀬「あ、そーなんや。」












『うん。』












永瀬「じゃあそろそろ俺帰るわ。関ジュのところにも行く予定やから。」












『うん。わかった。関ジュには、、』












永瀬「秘密やろ?」












『うん!』












永瀬「じゃあまたな!」












『ばいばい〜!』














お兄ちゃんに話したことで少し気が楽になった。





私、ほんまに治るんかな??

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