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『俺、喉乾いたんで自動販売機行ってきます。』
西「はーい。」
藤「早めに戻ってこいよ。」
『はい!』
龍太くんが出ていったあとすぐに俺も自動販売機に行った。
ピッ
ゴトンッ
『やっぱりメロンソーダやんな〜。』
室「おう。あなたの言う通り落ち込んでたわ。笑」
自動販売機の帰り道、室くんの声が聞こえた。
あなたの話?
電話相手はあなた?
なんで?記憶喪失なったんちゃうん?
盗み聞きは悪いことやってわかってた。
でも、
足が動かんかった。
室「そやな…ホンマにこれでよかったん?」
電話やから、室くんの声しか聞こえへん。
これでよかったって…?
室「今までやってきた仲間に信じてきた仲間に裏切られたかもしらん。でも、嘘ついて終わりなんてホンマにそれでよかったんか?記憶喪失のフリなんてせんくてもやめれたんちゃう?」
『…え?((小声』
ゴトッ
俺は驚きすぎて持っていたメロンソーダを落としてしまった。
やばいと思った俺はささっとペットボトルをとってその場を離れた。
え?あなたは記憶喪失じゃないん?
どーいうことや…?
全部、事務所をやめるためについた嘘やったって事か…?
でも、もし、
もし、そうやとしても、
今の俺にできることなんて…
ない。
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これからどうなっていくんやろ(遠い目)
作者もわかってないからドキドキ。笑
あ、あと、ファンマつけてる子もしおるんやったら把握したいからコメント欄で教えてくれるとありがたいです!
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。