あなたside
今日は関ジュでのレッスン。
私はその前に仕事があったから少し遅れた。
『おはようございます。遅れてごめんなさい。』
なんか空気重たい。
みんな美紀ちゃんの周りに集まってるし。
ん?嫌な予感しかしない。
末「お前、いじめてるんか?」
『は?』
正「その態度はないんちゃう?」
『いや、いじめてないし。いつ何がそーなってん。』
井「ヒック…嘘つかないでくださいよ!」
嘘泣きうま。
女優になれるべ?←
井「少クラの撮影の後呼び出して叩いたり蹴ったり暴言吐いたりしたじゃないですか!」
『は?してないし。』
藤「でも、こっちには証拠あんねん。」
『何?傷?どうせまた自分でつけたんやろ。』
西「違う。今回は音声や。」
『は?…んなんあるわけないやん。』
だってやってないし。
長「音源、流せます?」
井「、はいっヒック。」
それで、流そうとした時、
ガチャ
スト「失礼しまーす!」
『え?SixTONES?なんで?』
松「あなたの様子見に。」
京「まだ足治ってないんでしょ?」
『大丈夫大丈夫。てか、早く流して?』
樹「流すって…『まぁ聞いといて?』…わかった。」
ポチ
※ここからは新メンバーが作った偽音源
『なぁ、なんで呼ばれたかわかってる?』
井「わ、分かりません。」
『あんたがおるから私はずっと傷ついとんねん。早くやめろや。』
井「い、嫌です。。絶対やめません!」
『なんで?早くやめろよ。ボンツ ガッ』←蹴る音
井「やめてください。。」
『なんで?お前がやめないからでしょ?』
※ここからは現実の会話です。
京「なに…これ。」
樹「お前…そんなこと言ったんか?」
『は?言ってないし。』
森「最低だな。」
嶋「いい先輩やと思ってたのに…。」
『だから、やってないって。』
樹「俺らに話したことは嘘だったのかよ。最低だな。」
『ッ…』
バタンッ
気づいたら私は走ってた。
どこを走ってるかも自分で把握してず、足が痛いのも気にせず走った。
なんで信じてくれへんの?
あんなんよく聞いたら私の声じゃないことぐらいわかるやろ?
途中から標準語やったし。
ほんまなんなん。
そうやって考えて着いた先は……
社長室やった。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。