前の話
一覧へ
次の話

第5話

第五話
20
2021/04/11 06:15
音葉響
緊張してる、?
鈴音 愛蘭
そりゃそうだよ、、


今いるのはステージ裏

前のグループが発表中です


私はちゃんと髪を切った
そして誰にも見られないように登校してきた
音葉響
大丈夫、響かせてやろうぜ
音葉響
俺と愛蘭の、とびっきりの不協和音ディソナンスをな
鈴音 愛蘭
うん、響かせよう
君がいればどんなことも怖くない
「次は、2年生の鈴音愛蘭さんと音葉響くんによるステージです、お願いします」
鈴音愛蘭という名前に、少しどよめく声が聞こえた気がする
そりゃそうだよ、私みたいな“陰キャ”がステージに立つ、それも響みたいなと一緒に。
でも、今からの私は私だけど私じゃない。
鈴音 愛蘭
2年、鈴音愛蘭と
音葉響
音葉響です
鈴音 愛蘭
紹介とか、考えてないのですが、
鈴音 愛蘭
大好きな歌を、大好きな人と届けます
鈴音 愛蘭
それでは聴いてください

「君と私のディソナンス」

人前に出ることが恥ずかしいとか
失敗したらどうしようとか
そんな気持ちは吹き飛んでしまった
ただただ歌いたい
この歌を聴いてほしい


君に少しでも近づきたくて作った歌だけど
少しどころかぴったりとくっつけてくれた

プリ小説オーディオドラマ