数週間後
今日もいつも通り仕事をして帰ってきたのが深夜1時。
先に帰ってきてた壱馬がビールを飲みながらテレビを見ていた。
なんか、壱馬をとっさに抱きしめたくなってぎゅーっとしたら壱馬が心配そうに・・・
そう聞いてきた。
まず先にお風呂場に行って全身裸になりながらシャワーを浴びた。
浴槽に入ると壱馬が来て同じようにシャワーを浴びて浴槽の中に入った。
壱馬が私を後ろから抱きしめてくれて耳元でこう言った。
素敵な夜って、何するんだろ・・・
これと言って特別なことは出来ないし・・・
かと言ってやらなかったら壱馬は不満だろうし・・・
と、色々考えてたら壱馬が私の事を呼んでいた。
いつも間にか前髪触ってたみたいで自分では気づかなかった。
と、浴槽から出ようとしたら壱馬に手を引っ張られた。
と、バランス崩して壱馬と対面する形ですぐに壱馬の顔があった。
「ちょっと」と言おうとしたら、急に壱馬がキスしてきた。
そのキスがどんどん深くなって舌を絡めてきた。
1分ぐらいして壱馬がようやく離れた。
と、壱馬の胸を叩くと・・・
なんか、壱馬が怒ってるみたいでちょっと怖い。
お風呂から出て、着替えてからドライヤーを持って髪を乾かそうとしたら壱馬が・・・
そう言ってくる彼の元へ行くと・・・
なんか、怒ってたのが一気に甘々ムードになる壱馬が可愛くて、なんとも言えない可愛さについつい嬉しくなる。
壱馬が髪を乾かしてくれたあと、私は冷蔵庫からビールを出した。
壱馬も2本目のビールを飲んでいる。
すると、壱馬が・・・
渡してくれたのはなんと指輪だった。
私はその指輪をして壱馬を抱きしめた。
壱馬も私を抱きしめてくれた。
今年の誕生日は最高のプレゼントになってすごく幸せな誕生日になった。
Next➥
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!