今日は泊まりがけの撮影から帰ってきた。
岡崎駅から出てきたらファンの子達が声をかけてきた。疲れてたから正直ウザかった。
解散した後、何となく味噌カツが食べたくなって味噌カツ屋に行った。
隣の席にバチくそにタイプな女の子が座ってた。ちょっとラッキーって思いながら味噌カツを食べた。
え、今東海オンエアって言った?
どうやらこの女の子は俺の事を知っているようで凄い驚いた。
気がつけば俺はそんなことを言っていた。
おすすめの場所ってステーキだし。味噌カツ食ってんのに、…
そもそもなんで俺こんなこと言ったんだろ。めっちゃ後悔。
ステーキ屋に着いたら、驚かれたけど喜んでくれた。良かった。
ステーキ屋の店員が話しかけてきた。
心読まれてるのかと思って驚いたけど、普通に返事できたと思う。多分。
あなたって言うらしい。ステーキを美味しそうに食べてくれた。味噌カツも食べてたし、結構食べる子なのかな。めっちゃ可愛い。
あ、気持ち悪がられてるのかな。よく考えたらめっちゃきもいよな。
いや、なんで俺ここでLINE交換するんだよ。しかもあなたちゃんは視聴者だろ?手を出していいのか…
良かった。交換してくれた。
こういう楽しい時間はあっという間に過ぎて、なんか離れたくなくて、あなたちゃんを岡崎駅まで送ることにした。
自分でもわかる。俺きもい。でも勇気を出してよかった。
別れた後はあなたちゃんにLINEを送った。
内容めっちゃ考えた。
返事が来た時はばか嬉しくて、すぐに既読をつけてしまった。やらかした。まじで。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。