遊園地に行った日から1週間が経ち、私は病院に行か来ていた。
今、お母さんが看護師さんと入院の手続きをしている。
看護師さんはそういうと病室を出ていった。
お母さんが出ていくと、私は検査を受け、病室のベッドに座ってくつろいだ。
すると、LINEの通知音が鳴った。
LINE
数分後、北人は息を切らして病室にやってきた。
それから、いろんな話をして過ごした。
と言った直後、カーテンの裏から声がした。
私は真剣な顔で言った。
すると、2人は私の真剣な顔に違和感を感じながらも話を聞こうとしてくれた。
私は平静を装って言った。
私は颯太くんと紗夏をなだめるように手を握った。
その後、私達は夕暮れまで話して過ごした。
颯太くんが駄々をこねる子供みたいに私の手を引っ張る。
北人は颯太くんと紗夏がいるのに唇にキスしてきた。
3人は帰って行った。
やばい、なぁ…
苦しい…でも、みんなの前でこんなの見せられないから。
悲しまないって決めたから。
私は薬を飲んで、眠りについた。
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次の日
今日は曇り。
なんだか昨日より体調が悪い気がする。
今日も北人が来てくれる。
あ、来たかも。
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北人side
あなたがいる病院について、306号室に向かう。
病室に入るとあなたは窓の外を見ていた。
そう呼ぶと、振り返って微笑むあなた。
なぜだか俺は、あなたの笑顔に違和感を覚える。
顔色もあんまり良くないし、
顔が引つっているし、笑顔が自然じゃない。
あなたは笑いながら手で顔を隠す。
俺はその手を掴んで顔から離し、問いただす。
そう言うとあなたはポロポロ涙を流し始めた。
あなたを優しく抱きしめる。
初めて聞いたあなたの弱音。
なんでもっと早く聞いてあげられなかったんだよ、
あなたは顔を上げて北人を見る。
至近距離でお互いを見つめ合って、俺はあなたにキスをした。
その後、あなたは俺の腕の中でスヤスヤと眠っていた。
そして俺はあなたと一緒に眠りに堕ちた。
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🎀次回予告🎀
余命まであと3週間のあなた。
あなたの病気は悪化して、北人は…?!
To be continued🥀
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!