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第1話

はじまり
1,825
2019/07/14 16:24
4月、私は高校二年生になった。

下駄箱の前のクラス名簿で自分の名前をさがしていると、

紗夏(サナ)
紗夏(サナ)
おっはよー!あなた!!
クラス何組だったー??
元気よく声をかけてきたのは親友の紗夏だった。
紗夏は去年も同じクラスだった。
あなた
あなた
あ、紗夏おはよう!
んーと、2年3組だよ!
紗夏(サナ)
紗夏(サナ)
どれどれ…あ!!やったあ!
あなたと同じクラス!!
よかったー、今年もクラスは紗夏とおんなじ。

他のクラスメイトは…どれどれ…あ、

「吉野北人」…

そう、この人はバスケ部のかっこいい男の子。あんまりよく知らないけどかっこいいって噂で、去年は1年生なのにレギュラーだったんだっけ。
紗夏(サナ)
紗夏(サナ)
そろそろ教室いこ?
新しいクラスたのしみだね!!
あなた
あなた
あ、うん!たのしみだね
北人くん…、どんな子なんだろう。

«教室»
ガラガラ…

教室に入ってみるとまだ何人かしか来ていなかった。

私と紗夏は名前の順の席で前後だった。
しばらく紗夏と話していると、

ガラガラ

吉野北人くんが入ってきた。
あなた
あなた
(うわあ。すごくかっこいい…。)
私は見とれてしまっていた。

ずっと見ていたらこっちを見た北人くんと目が合ってしまった。
あなた
あなた
(あ!!やばっ!目合っちゃった…!!)
私は一瞬で目を逸らしてしまった。

北人くんは座席表を見て移動しようとしていた。
北人くん、席どこだろう。
さっき見とけば良かったな。

北人くんが席に移動した。…
北人くんの席は…私の隣だった。
あなた
あなた
(う、嘘!?私の隣?!うれしいかも…)
北人(ホクト)
北人(ホクト)
君があなたさん?俺は吉野北人。
今日からよろしく。
あなた
あなた
あっ、うんっ。よ、よろしくね!
わたしはあなたです。
北人くんはとってもキラキラ輝いていた。

私は一目惚れってやつをしたのかもしれない。笑
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俺はあなたさんを入学したときからずっと見てた。何度も惚れ直したし、どんどん好きになってた。
北人(ホクト)
北人(ホクト)
(まさかあなたさんと同じクラスになれてしかも隣の席だなんて…)
絶対あなたさんに振り向いてもらうぞ!
俺はそう思った。

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紗夏(サナ)
紗夏(サナ)
あなた!北人くんの隣なんてやったじゃん!
がんばりなよ?笑笑
あなた
あなた
う、うん…?別に好きって言ってないよね??笑笑
紗夏(サナ)
紗夏(サナ)
絶対惚れたよね?笑笑
顔に出てるよ!笑
あなた
あなた
うっ、嘘っ?!////
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今日から新しい日々がはじまる。

To be continued__︎︎🥀

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